今更説明するまでもない。ジャズベーシスト。故人。
 彼の海賊版を何枚か持っているので、ここのところの創作活動のBGMに使ってみた。彼の「PUNK JAZZ」シリーズははっきり言ってクズである。ブートレック、貴重版などというマニア向けの売り言葉に声を貸してはいけない。お気に入りは他のリーダーアルバムのお手伝いといった感じで参加したの。タイトル忘れた。スタンダードっぽい雰囲気の中で、ジャコがあまり前面に出てこないという不思議なアルバム。カリスマ演奏家がサイドにてっするという本末転倒的なアプローチではあるが、いいものだ。他にもジョニ=ミッチェルの「シャドウズ アンド ライツ」のジャコと[パット=メセニー](おお)の徹底した裏方ぶりも絶賛に値する。自分にとっては「無人島に持っていく一枚だけのCD」である。いままでに軽く100回以上は聞いているはずである。
 久しぶりにジャコのPUNK JAZZを聞き直してみたが、昔ほどキライでない自分に気が付いた。これはこれでいいな、と。音楽に対する許容範囲がかなり広くなっていることに気が付く。イヤもう最近は本当にCD買ってないから、昔買ったCDを聞き直して再評価するしかないんだよね。ああ、悲しい。