たまらん

 つい1枚¥300-(税込み)だったこといいことに買ってしまった「本田美奈子ライブ」「原田知世パバーヌ」のLPレコード二枚。特に本田美奈子、たまらん。なにせいきなりクイーンの「アイワズボーントゥラブユー」で開幕。しかも本田ほとんど歌わない(←おいおい)変な男性ボーカルが歌う。誰だオマエ?当時の究極アイドル商法とはこのような物だと...つい先日解散したスピード(すでにふるいって)が如何に偉大だったかよくわかる。それよりも本田美奈子の「ミスサイゴン」が是非聞きたい。調べたら二枚組のCDが¥4,000-ないよそんなカネ。
 このころの本田美奈子は確かに人生の絶頂期だったかもしれないが、音楽的にはペケです。多分今の方が百倍いいでしょう。一通り聞いてみて一番良かった曲は「六本木心中」だったのは、悪い冗談以外のなにものでもない。B面初っぱなフィルコリンズの「ワンモアタイム」である。普通そんなもんを彼女に歌わせようと思うか?プロディーサー。たしかにフィルコリンズは当時大流行していたが。
 と、二十年近く前に出たアルバムに文句つけている自分も自分だ。レコード一枚¥300-ジュース二本分は十分楽しませてもらいました。
 「原田知世パバーヌ」の方は普通に良かったです。今でもそんなに違和感無く聞くことができます。プロデューサー康珍化は偉大だ。