志村

 コンディショナーを買ってきたオフクロが一言「なにこのシャンプーぜんぜん泡立たないじゃない」たのむから、そんなベタなこと言わないでくれ。
 三ヶ月ほど前の父兄参観日に行ったとき、その辺にいる悪ガキ児童から「志村だ、志村がいる」とぼそぼそ話ごえがしてきた。志村...志村けんのことであろう。確かに自分は髪が長い。背中までとうに達している。しかも頭頂部は薄いという独特な髪型である。これで長い髪をちょんまげしたら、そりゃ「ベッカム」とは言わず「志村」だよな。昨日いつも立ち寄るブックオフでCDを物色していると、背中合わせの兄ちゃん二人がなにやら「志村、志村」とぼそぼそ言っている。おまえ達もか!!本物がいるわけないではないか。てことはバカにされていたのかも知れない。ま、どうでもいいけど。髪が五分刈りだった頃は「泉谷しげる」などと言われていたのだから、人間が人の顔を認識するのは「体型」と「髪型」これがメインで、目鼻立ちの細かな造作などは些細なことなのだな、認識を新たにする。するってえと、数日絶食して、シークレットブーツにかつらで、誰でもモテモテって訳か?そんな簡単なモノなのか?
 あ、そうか「メガネ」を忘れていた(←激しくちがう)