コンビニ

 近所にコンビニができた。今までもクルマで3分くらいの所にローソンがあったが、今度はそれどころでない。歩いて三十秒の所にセブンイレブンができてしまったのだ。非常に便利である。工房にはコピー機がない。しかし他社から送られてくる書類にはコピーを必要とするものが少なくない。歩いて三十秒ということは、ちょっと大きめなオフィスビルで「キミちょっとコピーをとってきてくれ」と頼まれて出かけるような距離である。今日も早速百円玉二枚もってコンビニへコピーをとりに二回も行ってしまった。
 自分の住んでいるあたりは医者がなぜか乱立しており、歯医者も内科医も歩いて三十秒圏内である。加えて郵便局の市内の本局まで三分。市役所まで七分。娘の小学校が五分...あまりに便利が良さすぎて引っ越しできない(予定もない)
 さてそのコンビニのあおりをモロに食らったのが、近所で昔からスーパーやっている幼なじみのトシオだ。最近は怖くて近づけないが、よく行くお袋の話だと「頭から煙が出ていた」そうだ。本当に大変な時代になってしまった。自由競争の波にもまれるのは、自分イヤというほどされてきたので、トシオの気持ち痛いほどわかる。
 でもついコンビニいっちゃうんだよね〜便利だから。お酒も24時間売っているし。350缶が208円だし(自販機では220円)歩いて三十秒だと、泥酔していてもビールが買いに行けるし(←おいおい)