映画「ヤッターマン」

「ムトゥ踊るマハラジャ」とか「ゴジラファイナルウォーズ」とかが、好きで好きでたまらない人にはぜひお勧め。
自分は...もちろん大好きだ!!
先日の連休に久しぶりに映画を映画館へ観に行った。なにせ映画館というところで映画を観るのは「ポケモン映画...ミュウと波導の勇者ルカリオ」(←ろくな映画じゃなかった)以来だから実に4年ぶりだ。やっぱり映画館で観る映画はいいねえ〜画面がでかくて老眼鏡(←ここ重要)がなくてもハッキリ見える。そんな久しぶりに観た映画がなんと「ヤッターマン」もちろん46のおっさんが一人で行くにはチョット抵抗ある。というわけで、娘がぜひとも見たいというので「しょうがねえなあ〜」と一緒に見に来たのであった。
たとえいやだといってもつれてくよ。
先日、観たいと思っていた「怪人二十面相」も出張に忙殺されていけずじまいだったので、これだけは何としても行きたかったのだ。この日はWBCなんかで重要な試合があったせいか、映画館は休日にもかかわらずガラガラ。しかも金曜日はサービスデーにて二人で二千円。しかもしかも市役所からもらった割引券で400円OFF。何と二人で1,600円という名画座並み(←すでに懐かしい響きだ)の料金で見ることができた。
こんなに安けりゃ、毎週観に来たいよ。
さて肝心の映画だが、思った通り本来の主人公であるはずの二人(ヤッターマン1号、2号)は引き立て役であり、今更言うまでもないがドロンジョボヤッキー、トンズラーが主役である。前評判通りフカキョン=ドロンジョの素晴らしいこと。コレじゃ男はみんなボヤッキーになってしまうよ。劇場の画面のアップに耐える綺麗な肌をしているんだねえ〜しみじみ拝見。イヤ待てひょっとしたらCG技術は日進月歩だから、キレイに修正しまくっているのではないか?ヤッパ爆発したら全裸になるのか?...などなど、とても親子で来ているとは思えないような妄想が父の頭の中を駆けめぐっていたのであった。
そんなこと考えていた子連れのおとうさんは、たぶん自分だけではない。
ところで、自分はかなり誤解していたのだが、寺田画伯はこの映画ではドロンジョの衣装デザインだけをしていたと思っていたのだよ、スマン。なんかほとんど全部デザインしていたようなのでびっくりした。親子で見るにはエロ過ぎるメカ「バージンローダー(名前もやばくね?)」に頭がくらくらした。何より本来主役メカで等身大セットまでつくった気合いの「ヤッターワン」が、まさかのドMっぷりで、ほとんど活躍しないうちに大爆発とは夢にも思わなかった。ここは寺田テイスト爆発のバージンローダーのかっこよさに喰われてしまったようだ。まったく子供相手でもエロを追求する画伯にはこうべのたれる思いである。
いや、ほめてんだって。最大級の讃辞だってば。
ほんと、初めてネットで制作発表を知ったときは、どうなることかと思ったけれど、ふたを開ければ玉手箱。な〜〜〜んにも考えなくても至上なエンターテイメントを与えてくれる至福な一時間半。昔のヤッターマン放送時には、それほど思い入れも少なく毎回欠かさず見ていたわけではないのだが、そんな自分がおもしろいというのだから、おもしろい。
「セブン」とか「ドックヴィル」とかが、好きで好きでたまらない人には...あまりお勧めできません。
いや〜ほんとフカキョンこと深田恭子のファンになっちゃいましたよ。下妻物語を観なければっ!!