海洋深層水

 昨日あんな暴言書いたというのに、なんと「海洋深層水で島おこし、佐渡島」などという番組がNHK新潟で放送された。そこまでメジャーなプロジェクトだったとは知らなかった。夕方からのローカルニュースの一項目だったので、夕食がてら見てみた。
 見れば見るほど昨日のデザイナーさんが心配になってきた。その佐渡海洋深層水は地方行政が主体となって行われている事業であって、企業体がそれを運営しているのではない。しかも事業内容は「海洋深層水の一般への格安販売」その販売所はまるでガソリンスタンドのようで、ここへ購入希望者がお金を自動販売機よろしく機械に入れると、料金分の海洋深層水がポリタンクや給水車に給水されるのだ。しかも優れもので、用途によって「濃縮タイプ(超しょっぱい)」「飲料タイプ(塩分除去済み)」などいろいろ選べるのだ。
 てことは、先のデザイナーさんのからんでいる事業体、いかにも自社開発したシステムで海洋深層水シャンプーを作っている風だが、ここから給水車買いして、それを原料にしているだけだ。ま、ウソではないが、限りなく怪しい。普通のシャンプーの製造工程で水を使うべき所をコレを使っているだけなのであろうか?それでもサラサラヘヤーにでもなってくれたら良いのだが...
 さて、そのデザイナーさんだが、こんな事も言っていました。「コレを某カリスマ美容師に使ってもらい、その効果をを宣伝してもらおうと思っています」カリスマ美容師なんて言葉、久しぶりに聞いたよ。というよりそれって「私はかなり怪しい美容師です」と言っているようなものじゃないか?古くからの知り合いで地元の有名美容師学校の先生がいるのだが、そいつでないことを祈る。
 そういえばこんな事も言っていた。「一本一本手で詰めているので、一日に500本しかできないのですよ」一本200ccとして、100リットル...20リットル入りポリタンク5個分...給水車すらない。