そんな中でも読書は進む

 「ザ・ベスト・オブ・バラード」読了。珠玉の短編集...といえば少しはカッコつくのだろうが、半分くらいはぜんぜん理解できませんでした。とりあえず巻頭の一作と、ラス前の作品はよかった。会場内に残った残響ノイズを専門に掃除する男とオペレッタの淡い恋(でもないな)の話と、時間を管理することが法律違反になった時代に、時計に取り付かれてしまった男の話。この二つはとてもよかったですが、他は難しすぎます。てか最後の話は「こんな話書いたら家庭不和になるに決まっているじゃないか」と思えるほどのうちはの夫婦不協和音話。なんかバラードってとてつもなく繊細すぎる人間のようだ。長生きしてほしい。