死人にムチ

 そんなことを知り合いに愚痴っていたら「ひょっとして保険で何とかカバーできるのじゃないか」と助言をもらった。まさか?でもダメもとで火災保険を契約していた代理店に連絡すると「何とか保証できそうで」と信じられない言葉をもらった。コレは、考え方は悪いが売れたようなモノだ。大喜びのオヤジはさっそく被害リストを作り、金額を算出し始めた。しばらくして電話がかかる「ヤッパリダメでした」...つまり契約していた火災保険で盗難などの場合、盗難品ではなくて盗難の歳に犯人側から被られた建物への破損(ドアや窓の破戒)などが保証対象だが、それ以外はダメだということ。盗難を保証してもらえそうだと電話もらってからたった30分。ぬか喜びの果、さらなる地獄へたたき落とされる。
 昨日の夜の午前三時、寝ている間に防犯ブザーの音に目覚める。昨日の今日でまたきたか窃盗団め。ごそごそ置きだし、窓をそっと開け、どんなヤツラが犯人かとのぞいてみると、誰もいない。誤動作か?翌朝家族に「昨日防犯ブザーならなかった?」と聞くと全然なってないとのこと。どうやら自分の夢のなかでブザーがなったらしい。てか、ノイローゼなのかもしれない。