人間なんて

 ハードオフで中古レコードの吉田拓郎ライブを買った。もちろん¥105-(税込)とんでもない内容。全くエンターテイメントではない。内容は「人間なんて」片面20分歌いっぱなし、で観客も合唱止まず収拾付かなくなり唐突に終わる。そして拓郎のぼそぼそ声で「ギターが倒れました」(←おいおい)。コレで演奏が終わると思ったらアマイ。いきなり復活したギターがボキャブラリーの極端に少ないリフを弾きだし、演奏再開。もうどうしょうもないライブである。全く演奏という形態になっていない。むしろ80年代に流行した妙なパンク=ノイズ系バンドのライブのノリだ。そう言うのがスキ人には70年代極めて初頭の、しかも音楽界の大御所「吉田拓郎」のパンクライブという事で貴重なのかも知れないが...あきらかに「曲を鑑賞に来ている」のではなくて「拓郎との空間を共有しにきた」という客の態度にあまり自分は共感をもてなかった。80年代に入った頃のレゲエに傾倒していって、積極的に新しいサウンドを取り上げていった頃の拓郎の音楽は好きです。で、そのころのライブ版をさがしているのだが、なかなか見つからない、何せタイトルすら知らないのだから(←おいおい)ま、あったとしてもプレミア付いていてべらぼうな値段なのだろうな...ハードオフの百円コーナーに流れ着いてくるのを待つのみだ。
 ところで最近昔のレコードを聞きまくっているのだが、現在レコード針が手にはいるかどうか気になり調べるとありました。未だに製造販売している会社があるとはビックリだ。一体誰が買うんだ...あ、俺か。値段は自分がプレイヤー買った時、28年前と同じ¥4,000-である(税別)高いのか安いのか?