新ウルトラマン

 第一期ウルトラ世代で育ってきた自分らの世代のお父さんには、毎週欠かさず見るまでは行かなくえも新作テレビシリーズなんかが始まったら「とりあえずチェック」というわけで「ウルトラマンネクサス」見ています。土曜の朝7時30分なので誰が見るんだという時間ですが(自分だよ自分)...驚いた。なにが驚いたって、シリーズ初「主人公はウルトラマンに変身しない」驚いた。この設定のまま続いていくのかと思うと興味しんしんだ。あと、なぜか登場怪獣は毎週同じ。一話完結ではなくて連続ドラマになっている。ハードSF色が強く、ファンタジー色が皆無である。話が進めば少しは変わってくるのだと思うが、全体的に暗く、重苦しい内容にはちょっとついていけない。毎回ウルトラシリーズではよく登場する太田愛のファンタージー系の脚本や、未だウルトラの大御所実相寺昭雄などは、このままだと登場する機会がないのではないかと心配だ。いや、実相寺監督は「姑獲鳥の夏」で忙しいと思うから、せめてコダイグループの参加を切に願う。