肩こり筋肉痛

 毎朝腕が動かないほどの肩こりに悩ませれている。しばらくして体が温まってくるとだいじょうぶなのだけれど、きついことはきつい。これも、ここ数日かかりきりの彫刻仕事のためだ。やはり半年ぶりの彫刻はきつい。もちろん仕事もうまくいかず、思い通りの作品ができない。やはり継続は力なりとはよく言ったモノだ。
 とにかく肩こりがひどいので接骨医に行くことにした。よく行っていた接骨医はいつもテレビで韓流ドラマがかかっていて、かなりいやなので、違う接骨医を探した。そこで近所の中学校の向かいにあるスポーツ関係が?井な接骨医を見つけたのだが...
 ここで、自分の保険関連の話をしよう。ろくに収入のない自由業の自分には月々12000円(くらいだったか?)の保険料を継続的に払う甲斐性がない。そこでオヤジの社会保険の扶養家族になっているのだが、この時点で我ながら「なんて怪しいヤツだ」と思うわけだ。自分が思うくらいだから、その本職の医者にはかなり怪しまれる。まあ、十年以上つきあいのある医者なら、何となくその辺の事情を察してくれてうまい具合にしてくれるのだけれども、そうはいかないところの方が多いのが現実だ。
 「仕事上の慢性病になりますね」「そうですね。とにかく肩がこってこって」「わかりました、しかしこの場合仕事での肩こりということで労災保険になります」「え、労災は突発的なけがの場合じゃないですか?」「原因がはっきりしていますからねえ」「ま、どちらにしても自分は一人仕事なものですから労災に入れませんので社会保険で...」「いや、そういうわけにもいききませんので、保険外で治療しましょう」「え」「なにか?」「いやその、そんな持ち合わせがありません」「今日はいいです。この次支払ってもらえれば」
 この次支払えるくらいだったら、自分名義で国民保険に入っているよ。というわけで、その接骨医を後にして、結局いつもの韓流ドラマのながれる接骨医へ戻ってしまったわけだ。彼はかなりのドラマ通のようで、今日も治療の合間にGコードを必死で打ち込んでいた。そりゃもう録画予約のリミットいっぱいまでに...ソレはそれで、きっと楽しい人生なのだろうなと、うらやましくなってしまった。マジで。