「アインシュタインの世界」平井正則 監修

今までアインシュタインブラウン運動論でノーベル賞をもらったものだと思いこんでいたが、光量子理論での受賞だったことを初めて知った。少なくとも一般相対性理論じゃないことだけは知っていたが、知ったかぶりして人に話さなくてよかった。
今更アインシュタインでもないが、元SF少年(今SF中年だからあまり変わらないか)としては基本。ここにかかれていることはだいたい知っていたが(とはいえ人に聞かれても説明できないが)先のブラウン運動と光量子の勘違いは痛恨。ま、こういう事はよくあることだから気にしないことにしよう。
確か高校の頃に読んだ本で印象的だったアインシュタインとボーアの不確定性原理における論争がちゃんと掲載されていてよかった。かなり有名なはずなのに、あまり紹介されていないのは、あまりにもアインシュタインが神格化されすぎちゃって、誰もタッチしない問題になったのかと思った。結果をいうとボーアとのこの論争ではアインシュタインが負けたのだが、よりによって自分の相対論の原理を使われてやりこめられてしまっているのだから皮肉なものだ。
自分がこどもの頃はかなりたくさんの科学番組があったのだが、最近はNHK以外ではあまり見かけなくなった。もちろんアインシュタインの相対論も、かなり難しいとさんざん言われていたものをかなりわかりやすく説明してくれる番組があって、それで興味を持ったものだったのだが...
お願いですから、誰か量子力学をわかりやすく解説してくれるテレビ番組をつくってくれませんかねえ〜シュレディンガーの猫っておもしろそう(よくわかんないけど)

アインシュタインの世界―天才物理学者に関する60の疑問 図解HUMAN ATLAS

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