「メダラ」ビョーク

つい買ってしまった。
確か去年のアテネオリンピックの開会式に出演したビョークの曲が収録されているはずなのだが、開会式の放映時に自分は前夜、弟とアルコールを過剰に摂取してしまったための猛烈な宿酔いの為、熟睡していてみれませんでした。よって、どれがビョークの歌った曲かわかりません。
それにしてもビョークの音楽は今後どこへ行ってしまうのであろうか、デビュー当初、パンクの歌姫だったコトがまるで想像できないほどのスケールの大きさにただただ唖然とさせられる凡人の自分であった。
聞いていて、かなり体力を消耗するCDなので、聴取するときは体調管理に万全を尽くしたい。仕事のBGMには不向き。かなり精神を揺さぶられる。
このCDを聞いて真っ先に思い浮かんだのが何故かエンヤの「オリノコフロウ」だった。何となく似ているような感じがしたのですよ。つまり自然の模倣。自然が奏でるハーモニーを、片やシンセの多重録音、片や声の多重録音で再現している。人を突き放すようでいて、それでいて包容力にあふれている偉大なる自然。それを自らに取り込み、音楽へと昇華する。ほら、手法的にどちらもよく似ている気がしません。まあ、自分の主観でしかないっていえばそれまでだけど。
ビョークの入門用にはならないでしょう。初心者はまず「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見ましょう。それが「私にはあわないわ〜」って人は聞かない方がよろしいです。
はまった人はとりあえず他のCDもゲットしましょう。

メダラ (SACD)

メダラ (SACD)