ウイスパーボイス

ウイスパーボイス強化週間ということで(なんじゃそりゃ)図書館から以前借りた「ウィスパー・ボイスの魅力」という本をふたたび借りてきた。以前借りたときは読んだだけで返したのだが、今回はより具体的にそこに紹介されている歌手の音源をゲットしようと考えたのだ。どこでゲットするかというと、図書館に決まっているじゃないですか。
さっそくキーワードとなる歌手名を検索すれども、図書館には所蔵さてていないらしい。全く引っかかりもせずあえなく轟沈。
しかし気を取り直して、何とか探そうと、本文中にほんの一、二行しかふれられていなかった「カヒミ・カリィ」を発見した。そこで今回借りてきたCDは「K.K.K.K.K」と「LE ROI SOLEIL」である。二枚同時に聞いているのでどっちがどっちだかわからないのだが、どちらも自分のストライク、ど真ん中であった。全く知らない人に「新しいフレンチポップスだよ」といっても多分気がつかないであろう(そうか?)こういったロリータボイスには何故かフランス語が似合うんだよな。
もともとイギリス人だったジェーン・バーキンも、フランスに越してきてセルジュ・ゲンスブールと結婚〜歌手デビュー(逆だったか?)したわけだ。ジェーン・バーキンのフランス語は当然ネイティブじゃなくて、かなり舌ったらずだった。そのたどたどしいフランス語がフランス男性のハートをがっちり掴んでしまったのであった。
この前NHKFMで一時間ほどクロンディーヌ・ロンジェの曲を紹介していた。名前は忘れてしまったがゲストの音楽家が「子供の頃、このレコードを親父が好きでよく聞いていた。それで自分も好きになった」と話していた。話の聞き手だったNHKの女性アナウンサーは、曲の終了後「なぜか世の男性たちって、この手の声の女性にには無条件でフラフラってなっちゃうんですよね...」と、妙に斜に構えたコメントをくれた。そう、その通りなんですよ。わかっちゃいるけどやめられない。彼女は実に痛いところをついてくれた。
ところでふと思い出したが、カヒミ・カリィって数年前に「ちびまる子ちゃん」のエンディングを歌っていなかったっけ?
なるほど、ウイスパーボイスへの道はかくも奥深いものであったのか。
ってコトで「ウイスパーボイスの魅力」で紹介されていた要チェックのウイスパー声Descのリスト。
ブロッサム・ディアリー
クロンディーヌ・ロンジェ
シャルロット・ゲンスブール
リサ・エクダール
フランソワーズ・アルディ
クレモンティーヌ
相田翔子「ジョイア」「ルース」「パリ・ジュテーム」
渡辺満里奈「Mood Moonish」
このうち渡辺満里奈「Mood Moonish」はすでにyahooオークションで発見して落札済み。できることなら図書館から借りたかったのだけれど、なかった。
ウイスパーボイスで有名どころといえばアストラッド・ジルベルトジェーン・バーキン、バネッサ・パラディ、原田知世なんかもだが、もうすでにかなり持っているので、今回はスルーって事で。

K.K.K.K.K.

K.K.K.K.K.

カヒミ・カリィ/LE ROI SOLEIL

カヒミ・カリィ/LE ROI SOLEIL