読書減少

最近かつての読書ペースに比べると、かなり落ちてしまった状態になっている。風邪をひいたり忙しかったり理由はいろいろあるが、とりあえず忙しいってコトです。
で、今何が忙しいかというと、地元の県の主宰(だったかな?)の美術公募展があって、それに挑戦するための作品制作をやっているわけだ。県展は1回だけ入選したことがあるが、こっちの方は連続三回落選で未だ入選なし。非常に悔しいので、今年はもう応募するのやめようと思ったのだが(←おいおい)
...なんか悔しいので、作っています。
さて、その製作時間だが...先週まで必死でデパート催事をやっていた自分には、製作に当てる潤沢な時間がない。実は一昨日から作り始めて、昨日にほぼ完成(はやっ)今日は作品を飾るための台を二時間ほど掛けて作った。しかしどうも仕上がり具合が気になって、晩酌後に工房へ行き細部修正などを施す。
基本的に飲酒後の作業は非常に危険なのでやらないことにしているのだが「う〜ん、ちょっとだけここんとこ修正しよう」と始めたら、止まらなくなってしまった。結局午後七時から九時まで作業。しかも焼酎お湯割り飲みながら...かなり危ない。
よい子の皆さんは決してまねしてはいけません。
泥酔しての作業で一番いいところは「ああ、ここのところ気になるんだけど、うっかりノミ入れて、形を崩しちゃったら取り返しがつかない」と作業をためらうような場合でも「あはは〜ダメならダメで何とかするよ〜あらよっと」と修正ノミをガシンガシン入れられることだな。
つまり酔っぱらって気持ちが大きくなって、勢いがつくってわけだ。
つまり酒で失敗しやすい性格ってコトだ(実は、一度や二度ではない)
何故凝んない意地になっているかというと、話は去年のこの公募展の話になる。例によって落選して、落選作品を引き取りに言ったときの話だ。この公募展は落選作品には引き取り時に、その部門の担当幹部作家がその作品を批評してくれるという非常にありがたい(ありがためいわく)伝統があるのだ。当然落選した自分の作品も批評してもらったわけだが....
「う〜ん。人間は作らないのですか?」
は?確かに去年は「にわとり」を作って応募したのだが...ソレが批評ですか?
「こういうのは彫刻と言うより置物ですね。ソレより人間の顔を作ってください」
なんじゃそりゃ?あ、わかったわかった。そこまで言うのなら作りますよ人間の顔。ええ、作りますとも。
そういうわけで、現在もまだ制作途上の応募作ではあるが、この調子だと、搬入日には余裕で間に合います。今度はしっかり審査してもらいましょうか。
プンスカ。
で、人間作っていて思ったんだけど...ヤッパり鳥作っていた方が気が楽でよかったなあ...顔面制作はくたびれます。
今日は元祖「暴言」の自分のオフクロのとどめの一言で〆させてもらおう。
「この飾り台はとてもよくできているね」
飾り台...正六面体に木取った杉材の表面を磨いてオイルステインで色つけしただけのモノなのだが...ほめるのは台だけかよ。台の上は?
多分、この項続く...