先日の名古屋出張中のことである。今回の催事会場には抽選会がアリ、三千円以上お買いあげで1回ガラポンくじ(八角形の箱の中に玉が入っていて、ぐるぐる回して抽選するアレ)ができる。問題はその抽選場所が自分の販売ブースの隣。朝から晩までガラガラガラやられた日には、サスガに耳が難聴気味で「ぽわ〜ん」としてくる。そしてとうとうある夜、風呂上がりに綿棒で耳掃除していると「ガサっ」っていったきり片耳が聞こえなくなってしまった。
ひょっとして鼓膜破っちゃったか?どちらにしろ仕事はまだまだ続き、しかも年末年始。家に帰っても、いつも行く耳鼻科は休み。しかも新春も3日から仕事ということは、行ったいいつ医者に行ったらいいのだ〜翌朝ホテルのフロントに近所の耳鼻科を紹介してもらい、そこへ出かけると「午前中休診」おい!!仕方ないので他の耳鼻科を紹介してもらおうとホテルへ帰る途中、ホテルのほんのすぐ隣に耳鼻科がありやがる。嫌がらせ?
とりあえず受付して受診をしてもらうと医師から吃驚な事実が明らかになった。
耳あか溜まりすぎですね」
マジっすか?とりあえず採ってもらうと、あら、すっきり音が聞こえるようになった。実にばかばかしい。とりあえず無事聞こえるようになったのでよかった。医者も笑いながら「出張ガンバッテください」といってくれる。
結局ガラポン原因の難聴ではなかったのだが、ソレだけうるさいガラポンの中、まともに接客できるわけもなく、仕事自体は惨敗。泣きながら帰ってきた(←おいおい)
このことを一緒に催事やっている人に話したことろ「そういうことがあるのだよ」とおもしろいコトを教えてもらった。
今回溜まった耳あかは、この数日に急に溜まった物に違いないというのだ。つまりあまりにガラポンの音がうるさすぎるため、耳を保護しようと体が自然に反応して、鼓膜を守るために過剰に耳あかを分泌して耳をふさいだというのだ。
そんな馬鹿な〜とは思ったが、そういえば似た様な話を中島らものエッセイで読んだことがある。そのとき中島はハッキリ言えばジャンキーで、いろんなクスリやら植物を試したいた。その中で視神経に作用するといわれている「チョウセンアサガオダチュラ)」を試していた。しかし特に幻覚が見えるわけではなく「だめだこりゃ」とふて寝したところ、翌朝には過剰に分泌された目ヤニのため、まぶたがふさがり目が開けられない状態になった。つまり妙な具合にチョウセンアサガオが効いてしまい、ソレで目玉を保護するために体が過剰に反応したと言うことだ。
人間の体というのはソレはソレは不思議な物なのだ。
さて、明日からまた仕事が始まる。今年最初の出張は埼玉だ。例によってこのブログも再開早々また更新しないのじゃないかと思う。近くにネットカフェ探してやるかもしれないけど、冬は寒いのでホテルへ帰ったら風呂入って読書三昧になるかもしれない。冬の夜は外出したくないなあ...そんなことばかり言っていないでそろそろノートパソコンを何とかしろよ。