「博士の愛した数式」小川洋子

今頃読んだのかと言われそうだが...今頃読みました。前回の出張では「海辺のカフカ」上下巻で十分一週間はもつなと思っていたのだが、おもしろかったため読書が思いのほか進んでしまい出張最終日を前にして読了してしまった。禁断症状が出る前に本屋に駆け込み、久しぶりに定価で買った文庫本がこれ。これもメチャクチャおもしろく、買ったその日に半分以上読んでしまった。ヤバイ、このままでは帰りの新幹線で読む本がなくなる。それくらいよい本だ。オビを見ると寺尾聰主演で映画になるようだ。
80分しか記憶の持たない数学博士とそこへ来た家政婦とその息子。三人が織りなす疑似家族模様。その中に数学の問題や数式、数のおもしろさ満載にハートウオーミングなお話しがからむ。小栗虫太郎夢野久作ばかり読んでなくて、たまにはこういったオーソドックスで普遍性のある小説を読まなければいけない(←自分のコトじゃないか)
さて問題。1から10までの数の合計はいくつ?(答え55)1+2+3+4+5+...って計算しちゃダメだよ。だって意地悪先生はその後こんな問題をだしちゃうから。
それじゃ1から100までは?1から1000000までは?じゃさ5940から5548779までの数の合計はいくつだ?答えを導き出す公式は本の中にあります。
ええと答えは左から5050、500000500000、最後の一つは15394459330980(ちょっとこれは怪しそうだが...多分正解)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)