話題なし

そりゃ出張中ならそれなりにおもしろい話もあるけれど、いったん自宅に帰ったら、工房内に閉じこもり生活だから話題がない。
しょうがないから出張中の話をしよう。しかし出張中はとてもじゃないが更新する元気も暇もないのに、出張から帰ると暇だけはあるが、ネタはない。皮肉だ。
先日の埼玉の某デパートへの出張催事の時、それはもう運送会社との交渉に明け暮れたといても大げさではない。例の破損トラブルもあったが、そのほかにもお客さんの特注品を送ってもらったら、届かない。ちょうどそのときは例年を遙かに超える大雪で、トラックが着かない。結局荷物が届いたのが午後六時半。デパート閉店一時間前。そんなときに客様に「荷物届きました」と連絡してもくるわけはない。

催事前半好調に売り上げ。後半初日に近所にお稲荷さんがあることを発見。後半も好調が維持できるようにおまいりに行ったら、その後売り上げ失速。とりあえず翌日も行ったが...やっぱり失速。腹が立って最終日にお参りに行かなかったら...売り上げ快復。なんじゃそりゃ?

なにはともあれ風邪をこじらして体調がぼろぼろになってしまったことが印象的だった。喉に張り付いたと思われる強烈な風邪ウイルスが大攻勢をかけてきた。おかげさま声がボロボロになってしまい、ほとんど声のでない状態になってしまった。
よくそんな状況で催事を続けていたと...
青色吐息で出張を終え、帰ってきて、駅からタクシーにのって帰ってきたところ「お客さん、スミマセンがおつりの千円札が何もなくなってしまって...おつりはありませんよね?」今一万円札しか持っていませんから、自分...途中のコンビニで両替するという運転手に「いや〜家に横付けしてもらえればお金持ってきますよ」と送ってもらった。さて家について玄関を開けて「ただいま〜ところでタクシー代がないから千円ちょうだい」と大声をだしたところ、風邪のせいでボロボロになった声だったため、家族には自分とは認識されなかった。それほどヒドイ声になっていた。
「お金無いよ、何よハイハイ、ちょっとアンタ!!」とまあ、泥棒てか不法侵入者扱い。ドアを開けて自分の顔を確認して初めて「あれ〜〜〜おまえだったのかい!」と...ビックリされてしまった。が、ビックリしたのは自分の方だ。つまり強烈な風邪のため声が変わってしまったのである。具体的には「アメ横」のお兄ちゃんのような声。
その後一晩寝れば治るだろうという希望的観測は見事にはずれ、本当に声が出なくなってしまった。あれから一週間が経ったが、ようやく元のこえが戻ってきた。ヒドイ風邪だ。このまま声がSIONになってしまったらどうしようかと心配した。ま、そうなったらそうなったでかっこよさそうなのでいいか(←おいおい)