東京百鬼夜行

idonokaibutu2006-03-09

場内写真撮影禁止だったので、トイレに入ったときの壁を撮った。ま、メイドカフェの雰囲気だけでも伝わってもらえたらと思う。
東京なんてしょっちゅう行っているし、ましてや青年時代に八年間もすんだ場所だ。そんなにはしゃぐ場所じゃない。の、はずだったのだが....
はしゃいじゃいました。
なんと言っても今回の仕事会場が日本橋日本橋といえば日本のど真ん中。宿泊したビジネスホテルはいつもの神田の定宿。神田といえば、秋葉原の隣。歩いて十分。秋葉原といえば電気街...ではなくて、今やすでにオタク街として有名である。となれば当然メイドカフェである(←おいおい)
はい、行っちゃいました。
いや、ヤッパ、マスコミで散々紹介されているし、ソコはお上りさん的には興味あるわけだし、ちょっとだけどんな物かなと好奇心をかき立てられるのは、こりゃしょうがないじゃない?今回は六人でグループ組んでの東京催事だったのだが、そのうち五人(ほぼ全員じゃないか)やはり興味津々で、東京に詳しい、催事慣れしたヤツにたのんで、秋葉原メイドカフェに行ってきました。
場内は満員なので、とりあえず順番待ち。五人一緒でのカウンター着席は不可能なので、全員ばらけて二人づつ二組と一人で着席した。先に座っていた奴らが注文のコーヒー、早々にやってくる。遠くから観察していると、ヤツラはメイドさんに砂糖とミルクを入れてもらい、スプーンでかき回してもらっているではないか。シマッタ。自分と自分の隣の二人はビールなんかを頼んでしまったぞ!!かき混ぜるのか?ビール。やがてやってきたビール。そのまま飲もうとすると、となりの仲間が、よせばいいのに頼みやがる。
「あの、ビールはコーヒー注文のようにかき混ぜてくれないの?」
おい。
かなり困ると思ったメイドさんだが...
「ビールはかきばぜられないので、かわりに愛情をお入れします」
え、一体どうやってと、興味津々でいると、そのメイドさんは猫のような仕草をしながら
「それじゃ愛情を入れさせて頂きます、『にゃん』はい、そちらの方も『にゃん』」
...『にゃん』かよ...自分の体から力が抜けていくのがわかった。とりあえずわかったことは、メイドカフェは自分には絶対合わない。てか、もう行かなくていいです...『にゃん』かよ...
実際に行くまでは、もっとどろどろした、深く沈み込んだ真性オタク達の魔窟と思っていたのだが、全く違い、お客の半分くらいが「若い女性同士」あるいは「カップル」であった。残りはというと、我々のような観光お上りさんである。オタクっぽい人は意外にもごく少数である。女性客の多いのはビックリした。やはり商売の鉄則「女性に支持されるモノはヒットする」ということなのかもしれない。
というわけで、最初はかるくメイドカフェですんだのだが...翌日にはもっと過酷な試練が我々一行を待ち受けているとは、神のみぞ知る。
つづく。