東京百鬼夜行2

idonokaibutu2006-03-14

先日の更新からかなり経ってしまった。
ま、メイドカフェあたりでやめておけばよかった東京観光。その翌日に夕食を兼ねてみんなで飲んでいたところ「せっかく来たのだから、もっと東京らしいところへ行こう」という声が上がった。みんなこの時点でかなり泥酔状態。今回の催事のリーダーでもあるアニキの鶴の一声「みんなオレについてこい!!」と(そのときはそのように聞こえたのだが...)で一気にハシゴと相成った。東京らしいとこころへハシゴといえば...
ま、アレだな。
どの店に行ったらいいかわからなかった我々に「ココなら、ぼられませんから大丈夫」と、今回お世話になっていた催事会場の担当が太鼓判を押してくれたそのお店には「タッチパブ」という看板が...タッチパブ?なんだそりゃ?普段ろくにテレビも見ず、本ばかり読んでいる田舎オヤジにはソレがナニを示すモノなのか、いまいちぴんとこなかったのだが...とりあえずみんなでお店に入り(今考えれば、この時点で催事会場の担当の姿が消えたことに疑問を持つべきだった)二次会もりあがるぜ〜のはずが何故か全員バラバラの席に案内されて...そこでタッチパブの真相が明らかになった。

そうか(数行削除)なサービスをしてくれる場所なんだ。んじゃ、こんな(数行削除)いいのかな?え、それでは(沢山削除)...削除、削除...

さて翌日。二日酔いでガンガンする頭を抱えて会場へ出勤してきた自分であったが、昨日のあんな楽しかったことを思うと「コレでおごりだなんて、本当か?」まるで浦島太郎になった気分である。大の大人が「よしみんなついてこい」といったら、普通はそう考える。やがて昨日の主賓、支払いを一切まかなってくれたアニキの出勤である。そりゃもう姿を認めたとたん、自分は「昨日はごちそうさまでした、アニキ」開口一番である。
そのときのアニキの複雑な表情に、もっと早く気がつくべきだった。
その日も仕事も終わり、そろそろ帰ろうかというときに「実は話があるのだが」というアニキのセリフ...ちょっと、かなりいやな予感がした。
「実は昨日の会計のレシートだが、見てくれ」
と出された金額を見て一同、真っ青。
と、とんでもない金額なのだが、これがディープ東京の真実なのか?
「そういうわけだから、全額とは言わないが一部割り勘にしてくれ」とのこと、
「いや〜ソレはちょっと」
と、とても言えるような金額ではないので、いわれるままに精算することとなった。
ぎゃははははは。そんなに世の中アマイ話ばかりないや。あまりに楽しかった一夜の夢も一晩経てば厳しい現実に吹っ飛んでしまった。浦島太郎も一気にお爺さんだ。
「ココなら、ぼられませんから大丈夫」と教えてくれた催事会場の担当...しっかりぼられてしまいましたから〜!!
そういえば自分のところへ着いてくれた女の子とは、何故か「DNA遺伝子をデザインするときに、今時酵素なんかで切ったり張ったりしていないよ」とか「動物実験で、すでに成功している技術を人間にどんどん応用すれば、かなりの先天的病気が治療できる」とか「おカネがないので、大腸菌くらいでしか実験ができないの」とか、まるで場違いな、いささかマッドサイエンティスト的な話で盛り上がってしまったのだが...ここはそういうお店じゃないよな?いまさらどうでもいいけど。自称、某大学院生なのだそうだ...どこまで信じていいのか、魑魅魍魎の跋扈する東京日本橋であった。
翌日、ふと服のポケットに手を入れると、全然気がつかなかったのだが、そこにはメッセージ付きの名刺が入っていた。いつのまに入れたんだ?自分だったからよかったけど、これが妻帯者だったら家庭争議のタネだぞ!!(上記写真)いろいろそれらしい言葉が書かれているが、残念だけど...
二度と行きませんから自分!!(あんな高かったら、行きたくても行けないッス)