原田知世

退廃的な癒し。原田知世
映画俳優デビューな女優の行き着く場所。
全然成功しているとは思えないにもかかわらず、十年以上前から歌手として活動し続けていて、しかも未だに「歌手、原田知世」というパブリックイメージがない。にもかかわらず、自分の中では「歌手、原田知世」なんだよね。
歌はハッキリ言ってヘタだ。
しかし彼女は歌を歌っているのではない。
演じているのだ。
歌詞に込められた世界観を演じているのだ。
そこがいい。
演じる事に関して彼女は無垢であるのであろう。どんな役でもこなしてみせる。
たとえソレがたった3分弱のポップソングでも、きっちり演じきる。
その歌詞に秘められた役柄を完璧にこなそううと努力する人なのだ。
彼女は真っ白な素材であるから、未だにいろいろな監督から出演オファーが来るのである。普通ならとっくの昔に忘れ去られていて当然な、一昔前の女優なのにである。
願わくば「オールウウエイズ」で薬師丸さんのかわりにお母さん役をやってほしかった。てか、事前に「姑獲鳥の夏」出演ではソレも難しかろう。
実相寺のあほ〜山崎のあほ〜
なんにでも対応できる器用貧乏。器用に何でもできるから評価されないなど本末転倒。
脱力の魅力。音楽だけに限定して言えば、音色を多数飾るより、削って削ってもう削りようがないと言うほどシンプルな曲の方が、彼女の魅力が引き立つ。
そんなことはどうでもいいから早く新作CDを出せ!!
と、まあ、先日某オークションで落札した原田知世さんの台湾製海賊DVDを泥酔しつつ見ながら感想を書いたりするわけだ。
原田さんは自分的には若い頃より断然最近の方がいいのだが...
だから早く新作CDを出せっちゅうの!!!(しつこい)

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