ニライカナイ

いきなり大悪口からはじまってしまった沖縄日記だったが、沖縄が嫌いかというとそんなことはなく、むしろ大好き。てか、帰りたくなかった。マジ。どうも自分には沖縄がしっくりはまってしまったようだ。現地の人に聞いてみると...
「沖縄に来たばかりに、帰れなくなっちゃった」という山形出身のおばちゃん。どうやら一年中こたつのいらない生活にはまってしまったようだ。
「鹿児島まで来たら台風で、ここから先に行けないと思っていたら、フェリーが出航可能だというんで、ついうっかり車ごと乗り込んでしまいました。うっかりアパートも借りてしまったから、帰れないです」という関西から来た看護師。
このまま行くと、うっかりデパートの仕事に来て居着いちゃいそうな自分であった。
そんな沖縄だが、こんな変なモノもある。
アントニオ猪木の店

沖縄まで来てアントニオ猪木の店に行くのはいかがなものかと思う。
ドクター中松沖縄研究所

沖縄まで来てドクター中松の研究所へ行くのはいかがなものかと思う。
何と言っても今回の目玉は「ジンベイザメ」である。18年ほど昔に沖縄へ行ったときに、ジンベイザメが是非見たかったのだが、何と死んでしまっていて、多分その剥製らしいモノが入り口に展示してあるだけだった。18年ぶりの沖縄の水族館は、その名も美ら海(ちゅらうみ)水族館とリニュウアルしており、その水槽の規模も世界一とかのギネスブックに認定されるほどになっていた。
肝心のジンベイザメだが...あぎゃ〜いた!!ソレもご丁寧に3匹も。モチロン生きて水槽の中を悠々と泳いでいる。ああ、コレでやっと長年の懸案だったジンベイザメを見ることができた。ぷは〜
 
それにしてもでかい。新潟の水族館もいるオオイトマキエイ(マンタ)がその辺の普通のエイに見えるくらいでかい。いや、オオイトマキエイだって、単独で見ればそれなりに感動する巨大な体躯なのだが...スゴイぞジンベイザメ。まさにジンベイザメで町おこしというくらいの勢いである。

実物大ジンベイザメオブジェ
ちょっと気がついたことだが、このジンベイザメのいる水族館に入るには¥1,800の入館料がいるのだが、そのほかの施設...たとえばイルカショーとかウミガメとかマナティーとかは、その気になれば入館料なしで自由に見られるのだ。そのほかにも昔の沖縄の民家を再現した建物の集落もあり、ソコではオバア達が接客してくれて、お茶飲み放題で三線まで教えてくれる。このサービスが何と全部無料。スゴイ!!沖縄太っ腹!!
ま、せっかく沖縄まで来て、あのジンベイザメを目撃せずに帰れる根性のある人なら、タダでかなり遊べるってコトだ。
自分には無理だが...
ここ数日の自分といえば、未だに沖縄出張から抜け切れていないようで、うっかりすると頭の中をジンベイザメが回遊している。ああ、また来年も行きたい。来年がだめでも、毎年しつこく沖縄デパート催事に参加しますと希望を出し続けていれば、きっとまたいけれる日が来るであろう。
待っていろよ、ジンベイザメ
あ、喜納昌吉アントニオ猪木ドクター中松はもういいです。