食べられてしまった

まあ、自分が木工業なのは今更言うまでもないのだが、木工の仕上げにハゼ蝋を使うのだ。ハゼ蝋、別名を木蝋とも言うのだが、和蝋燭の原材料になる自然素材なのだ。
今日、いつものようにハゼ蝋使って仕上げ使用としたところ、確かここに出していたハゼ蝋がない。昔もよくういうコトがあった。その時はハゼ蝋が全部無くなってしまったのではなくて、半分だけ無くなってしまうのだ。そして残ったハゼ蝋には「歯形」がついているのだ。
歯形?
そう、とっても小さな歯形。そう、ねずみに食べられたのだ。100%天然素材なので、食べられるようだ。もともとハゼの実を精製して作ったハゼ蝋なので、きっとおいしいのであろう。自分は食べたくないけど。
今回は丸ごと無くなってしまった。こんなコトがないように、ハゼ蝋使用後はちゃんと箱(タッパ等)に入れておくべきだったのだが、最近はねずみにたべられることもなくなったので、工房にはねずみがいなくなったのだなと考えていたのだが。甘かった。
今回食べられちゃった...というか持って行かれたハゼ蝋は、かなり大きいモノで、ねずみとほぼ同じ大きさくらいはあるのではあろうかと思うのだが、その場でチョットかじるどころか、丸ごと無くなっていた。根性で巣まで持って行ったのであろうか?
それだけならまだしも、亜麻仁油添付用に使っていた筆まで無くなっていた。筆?確かに亜麻仁油も天然素材で喰って食えないことはないが、筆ごともってゆくか、ねずみ。根性ありすぎだ。
今回はみごとにねずみにやられてしまったが、人間の威信をかけて、二度と持って行かれないようにガンバる。
レベル低すぎの戦い。