「ジャイアントロボ 地球が静止する日」

いまさら感があるが、ようやく見た。見てびっくり、CGナシの全編セルアニメじゃなか?一体いつの作品だと思って調べてみたら「真(チェンジ)ゲッターロボ」より古いじゃないか、知らなかった。とりあえず第一巻だけと思い借りてみたら、やたらとおもしろかったので、全部借りて一気拝見。
本当は鉄人28号のアニメの最新劇場版ってヤツがなんか良さそうだと噂を聞いたもので、ソレを借りようと思ったが運悪く貸し出し中。それで本作を借りてしまったのだが...
イヤービックリした。ナニがビックリしたって、これはストーリーとしては、つまり「地球の危機を。からくも救ったBF団」ってこと?だいたいフランケン博士がもごもご言っているから悪いんだと、敵側の主人公(でいいんだよね)の魂の叫びはまさに視聴している我々ファンの叫びである。なんというか、日本アニメの悪いところというか、謎を引きずりながら、風呂敷を広げすぎてしまったので、いざたたもうと思ったときには「そこまで広げて、ソレがオチかい?」である。
いやまあ、おもしろかったんだけどもねえ...なんか素直に「最高」っていえないんだよねえ...
素直になれない理由....気のせいか?あまりジャイアントロボが活躍していないのでは?ま、あんなクソややこしロボの動画をCGも使わずに細かく書き込みたくないよな...そう思うとよく動いていたほうか?
納得できないラスト....ネタバレだけどいいよね。作品唯一の萌えキャラ、銀鈴がほぼ「魍魎の匣」(@京極夏彦)状態で、頭をぶち抜かれて死亡。見事な犬死にっぷりである。
そんなわけで、横山キャラのスターシステムによる豪華キャストなどを楽しむのはいいかも。最終回間近、敵キャラへの、やけくそとも思える大量投入は、ジャイアントロボの活躍をかすめさせるには、十分すぎる効果がある。ま、きっとロボはこの後の「GR計画」にてコールドスリープから目覚めたバビル2世...じゃなくてビッグファイアを相手に大活躍するのだろう〜!!
え、この続きって、ないの?(wiki参照)