「鉄人28号」今川監督版テレビシリーズ

以前みた「鉄人28号 白昼の残月」がおもしろかったので、つい全部借りちゃって一気に観てしまった。最近更新をまったくしなかったワケはこんなところにある。
父、金田博士が太平洋戦争末期に開発していた秘密兵器「鉄人28号」その秘密を巡って暗躍するギャングと秘密結社。そんな陰謀を破るため、金田博士の息子で少年探偵、金田正太郎は悪の手から鉄人のリモコンを使い、悪の陰謀を撃破する!
と言うような単純明快な物語ではなかった。
金田博士と正太郎少年の邂逅こそないが二人の確執は、世界のパワーバランスをも覆すとてつもない秘密が隠されていた。そこで悩み続ける正太郎。そんなところが延々続くので、カッコイイ鉄人が悪のロボットをばったばったと痛快になぎ倒す物語を想像している自分はビックリだ。
途中「東宝変身人間シリーズ」を彷彿させるような物語が番外編ぽく何話か入るのだが、これがなかなかいい味を出していて好きだ。「電送人間」「美女と液体人間」がモノネタであろう。昭和レトロという感じが、きっとこの鉄人から流行したのではないのであろうか「三丁目の夕日」とか....時期的にどうかチョット調べないと解らないけど...
実はこの前、新潟市中央の図書館に足を伸ばしたら「鉄人28号」のオリジナルマンガの復刻版があって、ソレを読んだんですよ。そしたらこれが意外におもしろく、ビックリした。どうも横山光輝手塚治虫や石ノ森正太郎の様に、死後に神格化する気配もない。いまいち皆に知られていない存在になってしまったが、改めて読み返してみると、とてつもないストーリーテラーだったのだ。皆ももっと横山光輝先生を拝むように!!
よし!次は「三国志」に挑戦だ!!

鉄人28号 1 [DVD]

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