人としての軸がずれている

idonokaibutu2009-05-16

ところでみんなは「小人プロレス」というのをご存じであろうか?
今はなき全日本女子プロレスの会場での前座の試合を湧かすイカしたやつらなんだ。自分も地元に全女(ツウはこう約す)が来たときに見たことがある。その時は角掛留造VSミスターブッダマンだった。小人プロレスにしては少々大柄な角掛留造ではあったが、基本的に彼はやられ役で、その当時流行っていた大仁田厚の「電流爆破マッチ」をあやかり「ハリセン爆破マッチ」というデスマッチをやっていた。ま、前座なのでギミックは思いっきりチープで、手作りハリセンの中に火をつけた爆竹を挟んでチョップするだけなのだが...それを手渡す役は女子若手選手で、結構キャッキャなのりで角掛選手との掛け合いを楽しんでいたようだ。角掛選手はマジで爆竹が痛そうだったが。そんな試合もお約束通り角掛選手の負け(決め技は忘れたよ)で幕を閉じた...当時全盛を博しテレビ局にレギュラー番組を持つ全日本女子プロレスではあったが、彼らの勇姿は画面に映ることはなかった...禁断の映像というか、見てはいけないモノというか。でも彼らはそれにプライドを掛けて、素晴らしい芸で日々お客達を楽しませていたんだよ。そういえば1回だけ、ドキュメンタリー番組で角掛さんを特集したのがあったなあ。アレはとても良い番組だった覚えがある。
現在では小人プロレスどころか全日本女子プロレスすらない。あのときこんな時代が来るなんて、誰が想像できたであろうか?あの独特な芸人達は現在どこでナニをしているのであろうか?
さて写真は今年の県展に挑戦しようと造った最新作である。
最新作ではあるが...何でこんなになってしまったのだろうか?構想ではもっとユーモアあふれる作品にする予定だったのだが、造れば造るほどヤバイ造型になってしまい、写真の時点ですでにそのヤバさを十分落としたつもりなのだが、それでもご覧の通り。幼い園児のトラウマになりそうなとんでもない作品に仕上がってしまった。
もう今年は応募するのをよそうと思ってしまったが、ココまでできてしまったからには、あとは野となれ山となれだ。明日17日が応募の締め切り日なので、とりあえず搬入会場へ行ってくるよ。
ココ数週間、やることなすこと全部うまくいかず、かなり鬱っぽく落ち込んでいたのだが、そんな精神状態がそのまま作品に反映されてのかもしれない。とにかくなにかおかしい。おかしいものはおかしい。そこで、ここ数日頭の中で一つのフレーズが鳴りやみ止まらない。いわく...
「人としての軸がずれている」
自分大丈夫だろうか?