実はラジオマニア

実は自分はラジオっ子なのである。子供のころからラジオが大好きで、30年くらい前に大流行したBCL...海外の短波放送を聞きまくり、BCLカード(受信証明書)を集めるのが趣味だったのだ。
それはともかく、この年になっても「無人島にテレビとラジオどちらを持って行く?」と究極選択聞かれても「ラジオ」も迷い無く答えられるほどのラジオ好きである。
普段仕事するときもラジオはかけっぱなしで、よく聞くのは地元の「FMPORT」ではある。「NHKFM」もヘビーローテーションであり、最近は持病(←というほどのことか?)の不眠症対策にNHK第一の「ラジオ深夜便」を聞いている。効き目の弱い睡眠導入剤よりよく効く「ラジオ深夜便」熟睡できます。
そんな自分が最近購入したのがビデオデッキ。ラジオ好きが、よりにもよってビデオデッキ購入とは一体どういう事だ!と憤慨する方々も多いだろう。まして数年後には完全デジタル化で無用の長物となるであろうビデオデッキを今時買うとは。

大丈夫か?
今まではどうしても聴きたいラジオ番組をメモリー内臓ラジオで録音していたのだが、とうとうこれが壊れてしまった。タイマーで指定時間に指定番組を鳴らすことできても、それをメモリーに記録することができなくなった。一月ほど前に、自分でも設定した覚えのない真夜中の時間にラジオがフルボリュームで再生してしまった。悪いことのその時自分は出張中で家にいなかった。事態に驚いた家人がラジオのコンセントから電源を引き抜いて事なきを得たのが...チョット考えて欲しい。データ記録中のメモリが作動中に、電源を引っこ抜いたらどうなる?そう、メモリーは壊れちゃうよね。ウソだと思うのなら、自己責任でやってごらん。膨大なデータをHDにセーブ中、100Vのコンセントを引っこ抜けばわかるよ。(絶対してはいけない)

↑壊れたメモリーラジオ。
というわけで、メモリーのこわれたメモリーラジオが残ったわけで、コレを何とかラジオ番組の留守録に使えないかと、あれこれ考えたわけだ。ネット調べるうちについに見つけた、チープで、しかし間違いのないやり方。それが....
ビデオデッキを録音に使う。
そういえばビデオデッキといえば「テレビ番組録画に使う物」といった先入観でガチガチだったけど、二時間テープなら三倍速で六時間の番組を記録できるんだよね。ネットで検索すると、長時間のラジオ番組を録音するにはコレを使えとでてくる。確かに評判は良いが、ラジオ番組録音のために四万円は出せないよ。そんなときにネット検索で見つけた「ビデオでラジオ録音」幸いメモリーラジオのメモリー部分はこわれたものの、ほかのタイマー機能(時間になったら番組を自動再生)は生きているので、コレとビデオデッキを組み合わせて使うことにした。
ビデオデッキの収録限界は六時間。自分が聴きたいラジオ番組は「NHKミュージックプラザ水曜日(鈴木万由香)」「NHKFMウイークエンドサンシャイン(ピーター・バラカン)」「世界の快適音楽セレクション(ゴンチチ)」「サタディウエイティングバーアバンティ」この四タイトルで、ちょうど六時間くらい。
結局ここまでかかった経費といえば、新たに買ったビデオデッキ代だけだが、もちろん家電量販店で買うわけがない。近所のハードオフで¥1,050-で売っていたジャンクである。ジャンクで買ったからしょうがないのだが、取扱説明書がなかった。しかたなく、あれこれついているボタンをポチポチ押しながら操作手順を推理していったわけだ。
そんな作業も、知恵の輪マニアの自分にしてみたら、結構楽しいパズルでしかないのだよ。
というわけで現在は楽しいラジオライフを満喫しているってワケだ。ぶはははh〜オレって天才?
(ココまで書いてきてふと思ったが、ひょっとして地デジテレビを買えない貧乏人のひがみともとれなくないか?)