CDが売れるわけがない。

一体誰に対してCDを販売しようとしているのかよくわからない昨今。昔に比べてミリオンセラーがない...などというのはまだカワイイほうで、2000枚の売り上げでオリコントップテンランキング入りとかネットで騒いでいる。挙げ句の果てにCDの売り上げダウンの原因はパソコンの普及により音楽コンテンツの複製が激しくなったこと、などとぬかしやがる、某○。○ラックの暴言の数々。非常に腹が立つ。何故腹が立つって?試しにうちの近所の状況を見てくれ。近所には新幹線の停車駅はあるし、高速のインターだってある。それなのにまともなCDショップが一つもないのだ。こんなところに住んでいる自分らは一体どこで最新CD を買えばいいのだ!
ブックオフなら普通にたくさんある。ただ中古しかないので本当に欲しい最新CDなどが売っているわけがない。そこで一番近所の(中古ではない)CDを扱っている店に行くのだが...売っていないよ。しかもその店まで車で10分。ソコで無いとすると、そこから車で15分の店があるが、ソコも今流行のJポップと有名外タレ(←すでに死語)くらいしかない。アレ?人口9万人近い市で新品CDを売っている店が二店しか思いつかないぞ!もっと専門店へ、というと車で一時間かかる新潟市内のタワーレコードまで行かなければならない。なぜそんな世の中になってしまったのだろうか?
必然的にどうしても欲しいCDはアマゾンで注文することになるのだが...コレでは「買うつもりはなかったけど、なんかジャケットが気に入ったから」と、たまたま現物を見て気に入り買ってしまったという「ジャケ買い」行為をする顧客達を根本的に否定したところにCD業界の失敗があるのではないか?ジャス○。○は零細喫茶にいちゃもんつけて身ぐるみ剥がそうと画策する前に、もう少し状況を判断しろ。そういう感性がCD業界にないかぎり、現状のCD不況は改善することはない。
かくいう自分も、発売当日にどうしてもGETしたいCDをアマゾンで注文した口だが...モノスゴク便利になったはずの現代だが、奇妙に不便な感じがするのは自分だけではないはずだ。何故こんな文を書いたかというと、昨日は原田知世の最新作の発売日。当然CDショップまで足を運んで買うヒマも元気もない自分は、アマゾンで予約してめでたく発売当日にゲットしたのだった。そこでなんかアレっというような違和感をチョット感じただけなんだけれどもね。
え?最近は本も売れずに出版不況だと?そりゃそうだ、本当に読みたい本は書店より図書館に沢山おいてあるしな。単に不景気だからではなくて、文化やサブカルや意識や波動やら何やらかの「位相」がどうも微妙にずれてきているからに違いない。ここはひとつ悟りにチャレ(←いや、もうそれはいいよ)