ラブクラフト

ラブクラフトっていうと...てか、誰も知らないんじゃないかと思う昨今。ラブ...だから愛。クラフトだから、何か作る人なのか?というわけでラブクラフトとなんの予備知識もなく突然言われると「ナニそれ、どんなハーレクインロマンス...はあと」と言われそうな昨今。
バリバリの怪奇小説だよ。
しかも元祖怪奇小説だよ。

で、はまっているのよ、今。

困ったことに、実はそれほど怖くないんだ、これが。血しぶきドバなスプラッタ映画的な画面は皆無だし。出るぞ出るぞとさんざん引っ張られて、ようやく登場した怪物の描写が、それほど怖くなかったりして。
じゃあ何故はまってしまったかというと...

文章が怖いのだ。

最近、散々ブックオフを廻って、東京創元社版「ラブクラフト全集」を1〜6巻まで集めることができた。あとは7巻だけだと思っていたが、ほかに別巻もある事に最近気がついた。ラブクラフトの弟子が書いたクトゥルー神話ラブクラフトの世界観を踏襲した作品群)もたくさんあるみたいだし...
なんだか、踏み込んではいけない世界に、迷い込んできてしまったみたいな感じがする。
まあ、未読がたくさんあるので、もう少し読んでから感想などを書こうと思う。この作品群のナニがスゴイって...もしラブクラフトがいなければ、デビルマンマジンガーZもエイリアンもスティーブン・キングもギーガーも仏陀再誕も(←おいおい)なにもかも存在しなかったのではないかと思えるほどの、強烈なインパクトが満載なのである。
今読んでみると、それほど怖い小説ではないのだが...これがすべての元祖だと思うと、それは、それは、とてつもない存在だと思うのだよ

で、はまっているのよ、今。