頭がとろけるチーズ

 なにせ半裸のヒロインに脳味噌まで筋肉でできていそうな屈強ヒーローが活躍し続けるバローズの火星シリーズである。こんなのばかり読んでいたら、こちらの脳がとろけだしてしまう(もうておくれ)たまには違う本も読まなくてはということで借りてきた「木島日記」大塚英志。御存知「多重人格探偵サイコ」の原作者だが...実はサイコ読んだことがない。だからこれが初めて知る大塚ワールドなのだが...なんか漫画版もある木島日記だが、キャラクター小説と呼ぶんだって?いまいちおもしろいんだか、なんなんだか判断しかねる(ということはアウトなのか?)へんな登場人物しか現れず、変なストーリーが展開されるのだが、変な加減がバローズほどぶっ飛んでいない。80年も昔の小説にとんでもなさで負けてどうする。ガンバレ大塚まけるな大塚(競ってどうする)でもコレ読んだら、やっぱバローズの続きを読もう。ああチェス人間、チェス人間(←おいおい)