もう最悪かも

 昨日の売上はデパートでの実演販売史上最悪の結果となってしまった。こんなに少ないのは初めてだ。これはもう個人の力ではどうにもならないひどい状況である。例によって会場中を渦巻く負の波動。会場には暇を持て余した出店者がたむろし、無駄話に花が咲く。時たま会場前のエレベーターが開き、お客の姿が見えるといっせいに「いらっしゃいませ」お客はビビッてそのままエレベーターの閉まるボタンを押して別の階へと逃げていく。出店者たちはまるでハイエナのようである。あきらかにまずい状況。こんな最悪の展示即売は初めてである。たぶんもう二度と会津若松にはこないと思う。
 ところで今日は実は自分の42歳の誕生日だ。誕生日だというのに、仕事がまるでうまくいかず、誰も祝ってくれる人もなく、ホテルの部屋で一人晩酌して泥酔。そしてネットカフェで暴言をキーボードにたたきまくるなんて...多少違いはあるが「最強伝説黒沢」といい勝負をしている状況である。42年間生きてきて自分が得たものは...借金。老眼。腰痛。痔。なくしたものは家庭。金。髪...息は切れるし、腰は痛いし...これでは本当に年だけとった「年男」だ。ぼやきながらキーをたたくと本当に自分が惨めになってくる。くそ、発泡酒でも注文するか?誕生日に一人ネットカフェで過ごす夜。できすぎである。
 適当に切り上げて、ホテルに帰って図書館から借りてきた本でも読んでいたほうが、なんぼか精神衛生上いいかもしれないな。