それでデパート実演はどうなったの?

 もうとにかくスゴイ所であった、会津若松会津がスゴイのか?デパートが凄いのか?サッパリわからないが、大方の工芸関係者は「二度と来ない」と怒髪モード全開である。
 最終日の朝礼がまた凄まじい事だった。連日の不入りで爆発寸前の出店者を前に「今日はビクターレコードから歌手の方が激励に来てくれました。それでは一曲お願いします」との課長の司会に登場した部長が「ただ今紹介に上がりました〜」といきなり歌を歌い出したのである。「初めてあった〜その日から〜♪」社歌でも歌うのかと思ったら、演歌かよ!!「オマエと二人手を携えて〜♪」場の空気をもっと読めよ!!「このまま死ぬまで高砂や〜♪」とうとう1コーラス歌い切っちゃったよ!!「やあ、皆さんどうもありがとうございました」皆さん、どうリアクションしていいかわからず、呆然としつつ拍手を送る。自分も本格的にデパート実演販売を初めて一年近くになるが、このような人を舐めきったふざけた朝礼は初めてだ。あまりに成績が悪すぎて、デパート幹部の脳味噌も思考停止に陥ってしまったのであろうか?そういえばコレに限らず会期中にオヤジギャグをはるかに超越したハズシギャグ連発であった。おいしそうな地酒を買おうとすると「コレは二本一組で、単品売りはしないんだよね〜ま、出品者だから特別に売って上げるけど」「え、まじっすか?」「うそようそ」うそかよ...等々。これがこのデパートの体質なのかお国柄なのかは知らないが、場の空気というのはもう少しだけ読んだ方がいいぞ。近い将来このデパートの存続が非常に危ぶまれたのは自分だけではあるまい。