懐かしアニメ

 何故か娘の部屋にあった「赤毛のアン」を見る。多分元妻が娘に送ったプレゼントの中に紛れていた物であろう。劇場版とパッケージにかいてあったけど、赤毛のアンの劇場版アニメなんてあったっけ?全然記憶にない。ま、なつかしいんでとりあえず見てみようと。かなり淡々とした演出。そうそうこんなリズムだったんだよね。脚本、高畑勲。おお〜。画面構成、宮崎駿。おおおおお〜。あの一年間の話をどうやって100分に編集しているのだと期待していたら、1話〜6話の半分までをそのままつないだだけで、編集なしです。そんなのアリ?まあいいやと見続けていると、放送当時には気がつかなかった事が妙に気に掛かる。つまり初回から数話くらいまで絵が非常にヒドイ。現在では日本を代表する大監督宮崎駿が手がけているとは思えない出来だ。演出もあまり良くない。そんなものだから脚本の良さだけが妙に浮いている。褒めているんだけれど。初回放送時ぶ自分は高校生。あの時も「脚本良いな」と思いながら見ていたのだから、自分は基本的に高校時代と頭の中は変わっていないのであろう。
 たしか昔、20年くらい前に東京で再放送したとき録画したテープがあったと思い、探してみた。ダンボールの置くから出てきた。改めてみてみると、回を重ねるごとにみるみる作画が良くなってゆく。別人のようだ。ひょっとしてこのころから宮崎駿の厳しいチェック...てか、本人が描いていたかも...の為か。そうだよな、どんなに脚本が良くても初回、二回目あたりのショボイ、デッサン狂いまくった作画では物語に入り込めないよな。
 しばらくは赤毛のアンを毎日就寝前に見続ける生活が続きそうだ。