これと、同時発売された「
トンデモ本の世界S」が今回の実演販売会場へのバス通勤時の携帯本でした。さすがトンデモウオッチャーは違う。普通ほとんどどんな本でも大抵は星4つくらい付いていてヨイショするのだが(一様アファリエイト、ヨイショして買ってもらえればあわよくば大金ゲットだから)そこはこのシリーズのコアな読者の違うところ。散々けなされています。もっともこのくらいけなされると「一体どんな内容だ?」と興味を持て買ってしまうという
トンデモ本ファンの愛情の裏返り行動をみこしての事なのかも知れない。いい加減
トンデモ本もネタ切れだろうと思っていたが、全く世にトンデモのタネは尽きまず。よくまあ次から次へと見つけてくるモノである。もっともコレが仕事ともなると必死になるであろうか?個人的には「
日本野鳥の会に舞い込んできた鳥」と賞されていた
稗田おんまゆらさんが今回参加していなかった事が惜しまれる。学会から逃げたのか?
面白かったのは
唐沢俊一氏による「古き時代の妄想解放区」と題された「
アメリカ雑誌における闘う男とアワヤ女」のコラム。要は危機一髪の美女をマッチョ男が救うというバローズ系なストーリー大爆発な雑誌群の紹介である。第二次大戦以降失墜した男の威厳を必死で取り戻そうとしている
アメリカ男性の代替行為であると唐沢氏によって看破されている(というほどおおげさではないだろ)未だにバローズを愛読している自分にとっては、耳が痛い(←おいおい)