金星シリーズ

 今日になってふと思ったのだが、バローズのコミュニスト嫌いで有名だが、文章を読むとジョージ・オーウエルの「1984」なんかに比べるとエライゆるい描写である。バローズは観念的に「共産主義きらい」と言っているだけで、その実本当のソ連など「収容所国家」などと揶揄された本質を知っていなかったのでは?とはいえ当時はファシズムの嵐吹き荒れる第二次大戦まっただ中。そんなことに気がつく人間なんていないか。