追悼

アラマタ珍奇館―ヴンダーカマーの快楽
荒俣 宏
 アラマタ珍奇館...我らが荒俣先生が長年食事をカップ麺だけにしてツメに日をともすように暮らし、給料のほとんどをつぎ込み集めたコレクション。そのほとんどは火事で喪失してしまった。今はなきコレクション追悼のための一冊。
 他にもいろいろ紹介してあって、面白いです。一部他の書籍とダブって紹介されています「人間および動物の奇形誌」「南半球の発見」など...「フランケンシュタインの手付き本」は面白いです。まるでカイジのような手です。
 ま、人生は楽しんだ方が勝ちであると言わんばかりの荒俣先生の著作集にはいつも目から鱗が落ちる思いです。将来は出身地に「荒俣ストリート」をつくり、等身大「魔人加藤」や「学天測」等を是非飾っていただきたいものです。