しょうもないもの

 しょうもないものコレクターといて名声を博しているやくみつる先生ご自慢のコレクション大公開。

やくみつるの大珍宝
やく みつる
うわ、ほんとうにしょうもない。とても¥1,300-出して買ってくださいとはいえない内容。荒俣先生とはコレクションのコンセプトが違うのだからどうこう言えるものではないが。自分はとことんコレクションには向かない性格のようであるから、これといって集めているモノはない。しかし長年生活しているといつの間にかあつまってくるものもある。その代表的なモノがCDであろう。かなりの枚数をYahooオークションで売ったはずなのに...どうも売る数より買う数の方がはるかに多いらしい。最近増えてきたコンテンツは「原田知世」と「フランク・ザッパ」だ。これを例に取るまでもなく分裂気味に多種多様なコレクションがとどまることを知らない。
 あとは「招き猫」であろうか?とはいえこちらは20体ほどのコレクションとは言えない規模。集めるともなくいつの間にか集まってきた。招き猫、いいかげん招き猫ばかり招いていなくて「お金」とか招いてもらいたいモノだ。マジで。
 人はモノを集めることによって一体何を表現しようとしているのであろうか?コレクションのほとんどが、集めた本人の死去に伴い散逸してしまう運命にあるというのに...そういえば工房の材料置き場にうち捨てられた「セキレイ」の巣が有ったが、その中にはガラスのカケラとか石ころとかしょうもないものがたくさんあった。どうも「コレクション」とは人間独特の習慣ではないらしい。