ネット不調

 ルーターが壊れてしまったので仕方なくモデムで接続しています。なかなかストレスが溜まる接続環境ですので、あまり一生懸命書く気力がありません。それよりなによりフレッツサービスが使えないので、電話料金従量制。これじゃネットする気になりません。
 そんなわけで読書です。ネットできなきゃ読書がアルサ。現在「人外魔境」小栗虫太郎読書中。ようやく半分読みました。ちょっとズルしてあとがきを先に読んだのですが

小栗虫太郎は悪文である
いままで自分の読解力がなくて良く解らなかったのかと悩んでいた小栗作品だが...そうだったのか〜長年の悩みが霧散しました...面白いというより、かなり独特な内容で、全部読んだらちゃんと感想をアップします。
 気になることがあるのだが。自分の小学生時代に少年少女向け小説ということで「江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ」「コナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズ」「モーリス・ルブランのルパンシリーズ」のほかに彼の「小栗虫太郎の魔境シリーズ」というのがあった記憶があるのだが...今こうして「人外魔境シリーズ」を読んでみて気がついた。これは「チビ黒サンボ効果」だ。差別用語満載。あきらかに白人コンプレックスのあらわれ的な文書も満載。これでは図書館では立派に「閉架」あつかいになるはずだ 。確かに差別的表現はあるにせよ、これほどのみょうちきりんで深みのある書物を焚書してしまうのは非常にもったいない。執筆した当時(大正時代)の時代背景なんかも鑑みて、もっと広く読まれてもらいたいモノだ...ただ、悪文なのか?よく意味の分からない描写が多すぎるのだが...