イジー・トゥルンカ

 栃尾市美術館へイジートゥルンカ展を見に行く。「真夏の夜の夢」等の人形アニメーションで有名なチェコの作家。日本のあちこちの美術館をかなりゆっくりしたペースで巡回しているらしく、栃尾に来て早くも二ヶ月。そろそろお終いになるので、その前に見なければと行った。残念なことにその日は「真夏の夜の夢」の上映はなく、なんか兵隊さんがとんちで上官やお偉いさんを煙に巻くお話の人形アニメやってました...チェコ一休さん。あまりおもしろくなかった。ソビエト官僚主義への批判があふれているのであろうが、遠く離れた極東の島国育ちの自分には理解しづらい部分が多かったことは仕方ない。あと、彼の最後のアニメーション作品の「手」をやってた。かなり風刺の効いたキツイ作品でした。チェコといえばかつての共産圏。そしてトゥルンカが活躍していた頃は、あの有名な「プラハの春」の真っ盛り。必然、風刺もきつくなる。ああドクチェフ第一書記...