ネタバレで思いついたことを少々

福井晴敏先生はコンピューター専門用語などが小説内で時たま飛びかうのに、自身はパソコンさわらないという記事をどこかで読んだ(どこだか忘れた、ごめん)先日読んだ「6ステイン」でたまたまそんなことを伺える描写があった。パソコンの機密データを盗み出しCDに焼き付けたはいいが、それが発覚してCDを取り上げられる。「こんなものは、こうしてやる」と取り上げたCDを力任せにまっぷたつに折り曲げるのだが...普通CDって防弾ガラスにも使われるポリカーボネイトっていう、とてつもなく頑丈な素材でできているので、曲げたくらいで簡単におれるものではないのですけれど...実は自分も書き込み失敗したCDを折り曲げようとしたことがあるのだよ。もちろん曲がっても折れるモノではなかった。「俺は素手でCD折ったぜ」という人、いますか?
元祖館シリーズ(?)「黒死館殺人事件小栗虫太郎...第一の犠牲者が発見された際に、なんと死体が発光しているのだが、それはなんと「ラジウム」が全身から光を発しているのであった。それが真実ならまさに黒死館とは死の館。黒死館殺人事件に関わった探偵、法水麟太郎をはじめとする登場人物は、全員が間違いなく数年以内に死亡してしまうことであろう。おそるべし、黒死館。