今年初めての海水浴

先日、娘を連れて今年初めての海水浴に地元の海岸へ行ったのだった。観光客が集まるような所はさけて、ちょっと廃れかかったところへいつも行くのだが、サスガにシーズン真っ盛りともなるとそこも満員である。人が集まれば当然海水もそれなりに汚くなってしまうもので、あまり海水浴したくないなあと正直思ったのだ。
子供の頃からよくこの海水浴場には来ていたのだけれど、自分がよく行った海の家は三年くらい前から営業を停止して、いまではその海に家の建物だけが廃墟になりかかっている状況なのだ。今回行った海の家からそこまではほんの200メートルくらいしか離れていないのだが、それだけでも海水の透明度がとてつもなく違う。やっぱり昔来た海の家がまた営業再開しないかと、心底願うのだった。
その辺はもう十年以上「臨海学校」の遊泳区画になっていて、その部分にはロープを張って一般客立ち入り禁止に近い状況である。ま、プライベートビーチではないので、地元の人たちも臨海学校の子供たちが来たら、気持ちよく場所を譲ってあげているといった状況。そう、そこは近所の人たちの恰好の遊泳スポットとなっているのだ。海を家を利用しなくても着替えやシャワー、トイレなどに困らない近所の人たちにとっては、海水も綺麗だし、うってつけの海水浴ポイントなのだ。
実は自分、その近くの砂浜で変なものを見つけた。
最近流木アートに興味が会って、自分でも作ろうとしている。そこで流木を探しに海岸を散策したのだが、そんなに都合よく流木は見つからなかった。ところが、とんでもないものを発見。臨海学校のテント近く、先の朽ち果てかかった海の家のすぐ前の砂浜に転がされていた物体。最初見たときは「アレ?壊れたマネキン人形が捨ててあるのかな」くらいにしか思わなかったのだが、ソレは、ちょうどマネキンの腰の部分のような物体であった。一瞬「死体」と思えるほどの精巧なものではないのだが、マネキン人形にしてはかなり造りがおかしい。
あの〜〜女性のあそこの部分が克明に作られていたのですよ。
そんな馬鹿な?そんなマネキン人形などは存在しないので、あきらかにコレはマネキン人形などではない。どのくらいリアルかというと、そのまま本物の女性のその部分を石膏で型取りしたとしか思えない造りなのだ。ものすごいリアル。
本当ですって!!
証拠に持ち帰ちかえればよかったかもしれないのだが、そのモノがモノでしょ?とてもじゃないけど家に持ち帰れないって。持って帰ってどこに置くの?
あいにくデジカメも持っていなかった...とにかくそんなモノがあったということだけ信じてください。
それにしても、よりによって臨海学校のすぐ近くに、とんでもないモノが捨てられていたものだ。実はこの近くには割と有名な個人経営の美術館がある。その辺の関係者による芸術家の創作物であろうか?それにしても限りなく江戸川乱歩的猟奇嘆美世界感が広がる。
てか何だったんだ、アレ?