性教育でございます

また例によって月に1回の授業参観日がやってきた。毎月あるので、毎回出るのは至難の業。せめて出張のない時はマメに行こうとしているのだが、今回の授業参観だけは、サスガに気が重かった。
性教育でやんす。
自分の小学生時代を鑑みても、そんな授業はなかった。イヤ、一説によると男子がワイワイ体育か水泳か何かやっているスキに、女子だけ集めてなにか特別授業があったという噂はよく聞くことなのだが...いつの間に男女一緒、しかも授業参観日に父兄を交えてやるなんて...知らない間に小学校もなかなか粋な計らいをしますねえ。
さて授業内容はそれほどつっこんだ話はなく、それでも基本的なところ押さえる...押さえていたと思うのだが、何せ授業中に「生理」「初潮(初経って言ってたな)」「精通」「射精」とか「ペニス」「ワギナ(え、そういうの?ATOKの変換でカタカナにならないや)」など、その辺の言葉がガンガン飛び交うので、サスガに焦りまくってしまった父兄は自分だけではあるまい。ドキドキハラハラしているうちに授業参観は終わったという感じ。
一体わが娘は授業中にどんな様子なのか気になっていたが、チラリ見た感じでは、なんか茫漠としていた。意味わかっているのか非常に怪しいところである。実際この授業中にも何度か強調されていた「成長には個人差がかなりありますからねえ」という先生の説明に、何となく納得するしかないのであった。だいたい帰った後も「お父さん、ペニスって何?」と来たものだ、てめ〜授業聞いていなかったのか?「チ○ポだ、チン○!!」って、やけくそで言うと「ワーイ。○んぽち○ぽ」無邪気に喜ぶ。おい!!!!
考えてみれば、ついこの間までおしめにウンチくっつけて「みゃーみゃー」言っていた娘がだよ...思春期を間近に控えているなんて、なんか実感わかないんだよね。
今日も学校終わった後でビデオレンタルに行き(平日なのに仕事はどうした)「おお〜今日はケロロ軍曹があるぞ、借りていこう」などと二人で喜んでいるのだから。
そんな授業中でもやはり、クラスのお笑い担当的なポジションの子供ってのは、必ず抱腹絶倒なボケをカマしてくれるもので...先生の質問「大人になると子供と変わってくるところはどこでしょうか?」という質問に
「男は臭くなる」
教室内、父兄も含めて大爆笑。そりゃおもしろすぎ。先生の「女の人は臭くならないの」というツッコミに「臭くない」こりゃまたハッキリしたことを...そこでここ3日ほど風呂に入っていなかったことに気がついた自分。すでに臭い親父への坂を豪快に転がり落ちております。
いつも男性の父兄の数は少ないのだが、今回は特に少なく、クラスに2人。しかも授業参観後にあった、保険教諭による思春期における子供との接し方、云々といった講演会には男性は3人しかいない。なかなか肩身がせまかった。
「女子のお子様をお持ちの親御さんは、特にお母さんが人生の先輩としていろいろアドバイスをしてあげるといいでしょう」
...父子家庭なんですけど、ドナイセイッチュンジャ。