上原ひろみに関する二、三の事柄

しばらく前だけど、上原ひろみの「アナザーマインド」をひどく酷評してしまったが、何であんなに嫌いになってしまったか非常に気になり、その後もかなり何度も聞いてみた。すると、あの全世界で絶賛されたデビューアルバムの致命的な欠陥が浮き彫りになってきたのであった。
そんな難しい理論ではないコトですので、もう少しおつきあいを...
たとえばあなたが浜崎あゆみの大ファンで、浜崎あゆみの新作を少ない小遣い(おい)から買ってきたとする。そりゃP2Pならタダでイクラでもダウンロードできるであろう作品(いや、自分はP2Pやってないっすよ)であろうとも、あゆの大ファンだから新譜は買わなきゃ〜♪と、買ってきて、ドキドキしながらプレイヤーにかけて聞いてみたら、なんと、その半分くらいに浜崎あゆみじゃないボーカルが歌っている曲が収録されていたら!!!!
あなたはそれでも浜崎あゆみファンでいられますか?
そんな信じられない状況が、このアルバム「アナザーマインド」では展開されていたのだ。聞きたくもないサックスのソロが延々続く曲。何じゃこりゃ?と、少々怒り気味の所に、火に油のごとく、延々聞きたくもないギターソロが続く....!!
自分は上原ひろみのピアノが聞きたくてこのCDを買ったんだぞ!!するとそんな気持ちを察してくれたのか、ひろみちゃんは素敵なソロを聴かせてくらました....キーボードで...
自分はあなたの「ピアノ」が聞きたいからこのCD買ったのに、何です「キーボード」って。これは何?
上原ひろみは天才である。天才ではあるが、若いが故に、音楽業界に闊歩する、ようような魑魅魍魎の餌食になりやすい。このアルバムは世間では素晴らしいデビューアルバムとして絶賛されてはいるが、かなり危険信号を発している作品でもある。
上原ひろみの天才性にワラワラ寄ってくる腐れミュージシャンなどは相手にしてはいけない。誰ともバンド組めなければ、ソロでやればいい。つまらない人間と徒党を組んで自分の天才性をドブに捨てることはするな。
正直、徒党を組んでのんびりライブツアーをやっている方が、楽かもしれない。
でもね、それじゃ悲しいのよ。
お願いだから、ギターソロやサックスソロが延々続くようなアルバムはだすな。あなたのファンが何を求めてあなたのCDを買うのかもう少し真剣に考えて欲しい。もっと自分に自信を持ってほしい。ろくに演奏できないくせに政治力だけで業界にはびこっている腐れミュージシャンなどは相手にしないでほしい。
言っておく。

キーボードの演奏は禁止だ。
スタインウエイ以外を弾いてはいけない。
アップライトも禁止。
リーダーアルバムではあなた以外のソロは禁止!!

天才はもっとワガママに生きなくては、せっかくの天才が腐ってしまう。
以上。自分の天才論でした。アナザー・マインド