古本

ふらりと入った古本屋で、角川文庫版の「瓶詰の地獄」（夢野久作）が￥1,200-で売っていた。いや、持っているのだが...実は一年くらい前に市立図書館の「無料で持ってけコーナー」で、このほかにもう三冊の夢野久作の角川文庫をもらってきたのだ。ソレが何と￥1,200-とは...なんかちょっとトクした気分。
ようやく最近読了したので、そのうち書評を書く。古本屋では横溝正史の文庫はよく見かける（百円均一でもたまにある）が夢野久作はあまり見かけない。カバーのイラストがどれをとってもいいんだよな..というほど持ってないけど。またお持ち帰りコーナーに出てこないかなあ（←おいおい）
ソレと似たような話で、最近ネットでは話題の「デスノート」の水木しげる版があるという話。何じゃそりゃと思ってみたが...
http://ikesanfromfrneo.blog62.fc2.com/blog-entry-22.html
「いけさんフロムＦＲ・ＮＥＯ」さん（トラックバック送っておきます、よろしく）のところで紹介されてました。コレによると、単行本にもいくつか収録されているらしいのですが....あれ「コケカキイキイ」って...コレ持ってるぞ自分。水木しげる先生は自分の神なので、その昔、かなり沢山買っていたのだが、その中に紛れ込んでいた。早速引っ張り出して読んでみた。
そうか！！「デスノート」ってこういう話だったのか！！
実はデスノート、読んだことがありません（←おいおい）
というわけで、この本もヤフオク暴騰しそうな予感がする。コレはちゃんとお金出して買ったよ。古本屋で、このほかの短編集四冊セットで千円だ。うむ、適正価格。

新ためて読んでみると...なんか読んだ記憶がない。買ったはいいがが読みもせずに放置していたらしい（誰が神だって？）改めて読んでみると、いい味出しているアイディア一発勝負の作品だ。内容はアダルト。しかもねずみ男の妹（ねずみ女）まででている。これがかの有名な「デスノート」のオリジナルアイディアかと思うと、さすが水木先生は世間を20年は早く見越しているに違いない。
てか、早くデスノートよまなきゃ。
そういえば先出の古本屋でサンワイドコミックス版の「ゲゲゲの鬼太郎」全巻そろいがかなり高額で出ていたなあ...とても手が出ない金額だったが、今日行ってみたら全部キレイになくなっていた。売れたんだ....実は自分はすでに全巻持っているのだが...（自慢かい！）