「新しい神様」雨宮処凛

...いや、彼女は監督ではないのだが、とりあえず主役なので...監督は...たしか...土屋豊だっけ?(かなりうろ覚え)
カバーには「ミニスカ右翼」と威勢の良いあおり文句と、まさにミニスカ姿に日本刀も勇ましい右翼姿なのだが...
本編中ではワンカットもミニスカはいていませんから〜♪
表現に偽りあり。
モチロンそんなことは本編の主張するところとは一切関係なく、発売元の思惑が100%絡んでのことだと思うが。インディーズバンド時代の雨宮処凛のドキュメンタリー
作品。その中で彼女の主張する右翼思想が...といった明確なものではなく、当時めいっぱい迷走していたせきららな姿が表現されているだけである。モチロン雨宮フリークには、その歴史を知る上で絶対はずせない一本ではあると思うのだが...
見ていてかなり痛い。
現在の彼女の活躍を鑑みると、人間どこかでしっかり気がつかないとズルズルドツボから抜け出せないんだなあと実感する。というか、この時点で彼女にあのような小説的才能(バンギャル・ア・ゴーゴー)があるなんて見抜ける人がいるわけもない。
イヤも馬路で、何とかこの閉塞する日本を打破して頂きたいと、マジで、切に思います。

新しい神様 [DVD]

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