「オールウエイズ 三丁目の夕日」山崎貴監督

最近「恋空、三丁目の夕日興行収入を超える」とか「マリと子犬の物語が、新潟県三丁目の夕日を超えた」とか、何かと物差し代わりに使われている(例、ジャイアント馬場100人分のキック力、等々)本作。今回見たのは「続」じゃないよ。続がちょうど映画館でやっているから見てみたい思ったのだが、よく考えたら一作目をまだ見ていなかった。そこでようやく今回見た。
開始早々「東宝スコープ」キタ〜!やられた。そこまでやっちゃうか。冒頭のばりばりCGによる昭和30年代の町並み再現に度肝を...抜かれてはいないけど、ヤッパそこは予算とかあるわけだし、多分間違いなく低予算だとおもうので、その中でここまでできるってコトは、さすが職人。多分予算不足は監督自らCG書き込んでやりくりしていたんじゃないかな(←おいおい)
例によって缶ビール片手に涙ボロボロで見ちゃいました。
あの少年が良いなあ〜ノートに書き留めた未来冒険物語。ソレを勝手に雑誌連載の原稿にしちゃった売れない小説家、茶川(「あくたがわ」じゃなくて「ちゃがわ」)少年は、少年雑誌に載っていた小説が自分の書いたものだと気がついて、掲載号を持ち、茶川に詰め寄る。罪悪感から原稿料の分け前を差し出す茶川に少年は「自分の書いたのが本に載って、うれしいんです」こういう少年が将来映画監督になったりして、SF映画や懐かし映画を作るんだな。
茶川と犬猿の仲、向かいの自動車屋の親父の喧嘩のせりふ「自動車も直せねえくせに」「なにお〜ロシア文学読んだことないくせに」子供の喧嘩である。
うわ〜こんなことかいていたら、無性に「続」が見たくなってきたぞ。クリスマスに行くか?ところで素朴な疑問なのだが「オールウエイズ」ってどういう意味なんだ?ついこの前読んだ本は「オーウエル」何かこの辺にも運命を感じる....わけはない。

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]

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