買ってしまったiMacその後

idonokaibutu2008-01-04

とりあえず新年のご挨拶、あけましておめでとうございます。
年末の出張もとっくに終わり、じゃあ今までブログ更新もせずにナニをしていたかというと、年末にうっかり落札してしまったiMacのレストアをしていたのだ。

だいたいこのマック(M7709J/A:スノー)のCPUの名称がPower PC 750なので、普通は「G3の750MHzなのだな」とおもうよね。ところがよく調べたら500MHzなのだよ、ああ非力。メモリ合計は192MBと妙に中途半端。つまり二つあるスロットに64MBと128MBが刺さっているわけ。osは9.0が入っていて、これがやたら落ちる。すっかりosxに慣れきってしまった自分には、いちいち再起動させるのが非常にめんどくさい。とりあえず安定化を図ってos9.2までアップグレードするけど、それでもブラウザで別ウインドウ開いただけでダウン。IEが悪いのかと思いネスケに換えたがダメ。ファイヤフォックスはos9版が無いので問題外。よくこんなマシン使っていたな前ユーザー。
そうか、それで使われていた形跡がほとんどないのか(←おいおい)
ところでバンドルCDがついていない。まあコレは最初から「ついていません」と出展者がうたっていたからいいとして、自分も昔買ったiMacボンダイブルーについていたバンドルCDがあるからいいやと思っていた。いや、むしろiMacG5にバンドルされていたosx10.3あるから、コレをいれればいいと思ったのだ。
ところがここからイバラの道がはじまったのである。
だいたい500MHz,G3,192MBでosx10.3がうごくのか?
何にも知らないのんきな父さんは、とりあえず、iMacG5のインストールディスクをiMacM7709J/A:スノーのスロットに入れてみた。Cボタンを押しながら再起動するとちゃんと立ち上がるではないか。よし!!
ファームアップウエアのアップロードしないとだめだよ〜」
いきなり妙なウインドウが出た。ファームアップ?なんじゃそりゃ?そんなの関係ねえ〜根性でインストールだ。できるわけない。ネットで調べた。なんか、アップルのサイトにダウンロードファイルがあるようだ。Firewierをなんかするらしい。よくわからないが早速ダウンロードインストールだ!ところがよくサイトを読んでみると、かなりややこしいのだ、まずos9.0ではアップロードできないので、os9.1以上にしろと。めんどくさいけど、9.1と9.22のアップロードファイルをダウンロードしてとりあえず9.22にする。それからファームウエアをダウンロードしたが「プログラムキーを押しながら再起動せよ」ホワット?プログラムキー...どうやらUSBポートのそばにあるボタンのようだ。

ちなみに昔何年もiMac使っていたが、1回もさわったことない。とりあえず、押しながら再起動。聞いたことない音と共に、見たこともないプログレスバーが...だいじょうぶか?とりあえずos9.2立ち上がる。よし、これからosxをインストールするぞ。イヤ待て一応用心のためにiMacM7709J/A:スノー内のファイルのバックアップをとる。
いよいよoaxインストだ!しかしその前にディスクにパーテイションを切らなくてはならない。なぜか?旧式iMacosx入れるにはディスクの先頭から8G以内のパーティションが必要なのだ。ソレより大きいと(たとえば8.1G)ダメ。なぜそんなにややこしいのだ!ソレが仕様だからだ。とりあえずディスクから起動させてosx付属のディスクユーティリティで初期化とパーティーションを作る。7.9Gと19Gくらいに分ける。そして7.9Gの方にosxをインストすべくディスクを挿入〜
「このバンドルディスクからじゃインストできないよ〜」
なな、何じゃそりゃな無情アラートが出てきた。何でだ?ナニがいけないんだ。G5のバンドルディスクからG3にインストってのが無理だったのか。仕方がない、ここまでやるのにかなり時間を費やしたが、osxはあきらめてos9.22で我慢しよう。バックアップしていたハードディスクからUSBにつなげて立ち上げようとしたら、システムをぜんぜん認識しやがらない!!は、なんで?
USB1.1からは立ち上がりませ〜ん」
ネット調べたら無情なお言葉が...FireWireからならできる...FireWireのついているハードディスクなんて持ってないよ。てか、いまどき売っていない。しょうがない、昔使っていたiMacボンダイブルーのインストCDから立ち上げようとしたがシステムを認識しない。なんで?よし次はiMacM7709J/A:スノーをターゲットモード(要はハードディスクのようにすること)にして、iMacG5にUSBでつなげて、バックアップしておいたos9.22をiMacM7709J/A:スノーのハードディスクにコピー。いろいろあったがコレでとりあえず使えるだろう。ターゲットモードを解除してiMacM7709J/A:スノーを再起動。ところが...
「システム見つからないよ〜」
無情な?マークが点滅するのみで、全くシステムを認識しない。な・ん・で・だっ...(>_<)
かくして、せっかく落札したiMac750は、タダのおじゃまなブラウン管(?マーク以外はなにも映らない)となってしまい、年末は暮れていったのであった。実は当初の予定では「クリスマスプレゼントだよ〜」と娘を驚かそうと思っていたのだけど「せっかく買ったマックが壊れてしまって、なにも映らなくなったよ〜」ということで、娘を驚かせてしまった。娘へのクリスマスプレゼントはとりあえずDSソフトでお茶を濁す
なぜos9.22は動かないのか?どうやらosxのディスクユーティリティでパーティーション作ったのが悪かったようだ。ぶっちゃけそれでは9.22は動かないのだ。何故か?仕様だから(←おいおい)ディスクを消去する前に「os9のディスクドライバーをインストール」というところをチェックしなければならなかったのだ。そうとわかれば初期化のやり直しだ。「os9のディスクドライバー」のチェック項目をディスクユーティリティで探すが、ない。何故だ?仕様だから(もういい)つまりiMacG5にバンドルされていたディスクユーティリティには最初から「os9のディスクドライバー」なんて言う項目はないのだ。なぜか?仕様...じゃなくて、iMacG5にはネイティブではos9は動かないのだ。クラシック環境では動くが...つまり「os9のディスクドライバー」は無用なので最初からついていない...のだろう(憶測)
正直この辺まで来ると、さすがにしんどくなってきた。やはり最初から「バンドルCD付き」のiMacを探せば良かった。本体のみ販売ってのはヤッパあやしいのか?訳ありなのだろうな。すでに一週間くらい振り回されている。年末は大晦日まで出張なので、この時点でiMacM7709J/A:スノーは放り投げて、東京へ仕事へ行く。
出張中は一切考えていなかったのが、いざ帰宅するとソコには「いつ治すんだよ」といわんばかりに鎮座しているiMacM7709J/A:スノー。とりあえずお正月なので、酒飲んで泥酔しながら処遇を考える。そんなときフト妙案が生まれる。泥酔している方がひらめくのか?
iMacG5のバンドルCDがiMacG5からしかディスクへインストできないのなら、iMacM7709J/A:スノーをターゲットモードにして、インストールディスクをiMacG5から起動させ、iMacM7709J/A:スノーのハードディスクへosxをインストしたらどうだ?
ところが自宅にあるUSBケーブルでは二台のパソコンをつなげることができない。だいたい両方とも平べったいUSBケーブルってあるのか?たいてい片方は四角だったり、ミニだったりしないか?なにかいいものないかと近所のハードオフに行き、ジャンクコーナーを探すとfirewireケーブルが¥105-で売っているではないか!捨てる神あれば拾う神あり。USB1.1とは格段にハイスピードで作業がはかどるぞ。
ドキドキしながら結線して、インストディスクをiMacG5にセット。指示に従って作業。それから待つこと40分(ネットで調べたインスト時間に比べるとかなり早いようだ)
「おお〜大成功」
動いた。500MHz,G3,192MBの非力iMacでもちゃんと動いている。思いのほかストレスなく動いている。感激!
ここまでくれば後は簡単。ソフトウエアアップデートから、osx10.3.9までアップデート。そのほかのアプリ(itunesとか)もアップデート。モチロン時間はかかりまくり倒しているが(非力だから)数時間ほおっておけば、そのうち終わる。気がついたら今日は一月四日。落札して家に届いたのが十二月半ばだったから、かれこれ三週間くらい振り回されていたわけだ。いろいろ勉強にもなったが、できることなら二度とこんな目には遭いたくない。
特に使う予定はないのだが(←おいおい)たまにDVDディスクを入れて再生させる。とはいえ「かいけつゾロリ」くらいしかないけど...じょぼい....

娘の部屋へ置いてネットワーク作ろうと思い、先日ヤマダ電機へLANケーブルを買いに行った(ワイヤレス環境などない)15メートルの平たいタイプが¥2,300--ええと、今回のiMacは¥5,500-で落札した。なぜだかなにかそこはかとなく理不尽な感じだ。
いろいろあったが、終わりよければすべてよし。さいさきの良い年の初めになった。今年はいい年になりそうだ。