東京丸の内

東京のど真ん中、丸の内のOAZOビルにある丸善本店に仕事で行っていた。普段ならカメラ片手に町中の奇妙な物体や看板の写真を撮りまくりアップするのだが、さすがは東京のど真ん中。まったくネタになるようなモノが存在しなかった。つまりそれだけ整備、整理整頓されているという町なのだ。どちらかというと、乱雑とした裏通りが好みの自分にとっては物足りない。丸の内ストリップでもあればいいのだが(←絶対無理)
以前のブログにもチョット書いたとおり、午前九時から午後九時までの一日十二時間労働となってしまった。ズルして早あがり、遅出勤できる環境ではなかったので、きっちり十二時間働いた。たまたま偶然、昔の知り合いが同じフロアーで店員さんをやっていたのだが、とても旧交を温めるなどという余裕はなかった。毎日ホテルへ帰ってフロにはいると熟睡。気が付けば朝...という生活だった。そんなにお客さんが多いというわけではないので、十二時間、ポツポツ来るお客相手に自分の作ったふくろうを売っていた。当然ヒマなわけで、暇つぶしにと持って行った実演用の彫刻素材をひまにまかせて製作していたところ、ぜんぶ完成してしまった。その数七点。一日一個のペースで作った勘定になる。ま、一日十二時間もあるのだから、大作だって完成するよ。普段、新潟の家にいたってこんなに一生懸命仕事などしない。
東京からの帰宅後、ここ一週間ほど体中が筋肉痛だったり神経痛だったりして、とにかく痛い。思った通りオーバーワークだった。ま、肉体疲労はそのうち直るだろう。
仕事はきつかった丸善本店だが、これが遊びに行ったら宝の山なので、是非仕事抜きで行きたい。何せ自分は書痴。書痴が書店で仕事するとは、女体ファンがストリップ小屋でモギリをするに等しい(←おいおい)今回の仕事場所は文具フロア。洋書コーナーもあったが、その中で一番おもしろかった商品は...
動力がないのに、光を当てるだけで回り続ける地球儀。コレは驚いた。店員さんお説明によると、地球の磁場を利用して回転しているらしい。なんか、似非科学っぽいなあ...でもとりあえず動いている。試しに光源を消してみたら、悔しいことに止まりやがった。これで定価が¥700,000-いや、純粋に欲しいと思ったが、純粋に地球儀一個に出せる値段ではないなあ〜

サイエンス地球儀 ムーバグローブ Blue globe

サイエンス地球儀 ムーバグローブ Blue globe

どうやら安いのもあるようだ。
恐竜ロボットPLEO...コレはかわいい。一時期日本でも流行したアシモの恐竜版。アシモとは違い、前身をゴム製の皮膚で覆われている。動きの表情が妙にかわいい。文具フロアーでの一番人気で、自分も商売あがったりでやんす。定価は確か五万円くらいと、アシモに比べて格安だが、欠点が一つある。
三時間充電しても一時間しか動けない。電池が持たない。
動きがかわいいのに、売り場でぜんぜん動かさないのか不思議だったのだが、コレで納得。一日十二時間労働の丸善だと三時間半くらいしか稼働できないわけだ。そんなわけで、人気はあるのだが、自分がいたときには売れる気配なし....ロボット君もキツイ環境(←おいおい)
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ま、そんなこんなの丸善本店だが、この話はもう少しだけ続きます。