「今はまだ人生を語らず」吉田拓郎

idonokaibutu2009-01-06

ハードオフのジャンクコーナーで見つけた一枚¥63-のレコード。
自分の中学生時代はフォークソングの全盛期であり、クラスの中でも「井上陽水派」「かぐや姫派」「荒井由美派」などがあったが、自分はもちろん「吉田拓郎派」であった。このレコードも確か持っていたはずなのだが、東京一人暮らしのどさくさでなくしてしまった。最近はこのようにハードオフで昔買ってなくしてしまったレコードを買い直したりすることがよくある。つい最近では「クリスマス」特別盤、フォーライフレコード創立の四人衆(吉田拓郎泉谷しげる、井上、小室等)によるコラボなレコードを買った。コレは特に思い入れのある曲がなかったので、友だちにあげたンだっけなあ...忘れた。泉谷しげるの「赤鼻のトナカイ」だけは名曲だ。
ところでこの「今はまだ人生を語らず」拓郎ファンの間では周知の事実だが、諸事情からCDの再販がされていない。過去二回(うち1回はCD選書というシリーズの一つとして)発売されたのだが、その後は全く再販される気配がない。収録曲「ペニーレインでバーボンを」のなかで「テレビは一体誰のためのもの、見ている者はいつもつんぼ桟敷」という一節があり、その「つんぼ桟敷」の「つんぼ」が差別的でイカンということらしいのだ(あ、しっかり書いちゃったよ)本当のことは自分にはわからないが、検索してもらえればゾロゾロ出てくる。仕事の知り合いで拓郎ファンがいるのだが「そのCDは現在¥20,000-くらいで取引されているよ」とのことだ。自分でもチョット調べてみた。↓
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B000UUQ6EY/ref=dp_olp_used?ie=UTF8&condition=used
Amazonの中古で¥37,800----にまんえんどころじゃねえぞ...
一枚のCDに出せる値段ではない。狂っている。とりあえず今回¥63-で買ったレコードと収録曲はいっしょだし、聞くだけなら中古レコードを探す方が遙かにリーズナブルだ。それにしてもCDとの価格差、実に600倍。狂っている。
ま、CDだったらレコードと違い「ぷちぷち」いわないからいいかもしれな。「いや、やはりCDよりレコードの方が勝っている」とCDより高く値崩れしない中古ジャズレコードなどを買いあさるマニアがいる一方で、こんな投機まがいのマニアもいることに、何だかばかばかしくもなるんだよねえ〜
それにしてもいつまでこんな言葉狩りがまかり通っているのであろうか?なにせこのレコードには「パニーレインでバーボンを」のほかにも「人生を語らず」「襟裳岬」(あの森進一の拓郎オリジナル版)「シンシア」「知識」と自分のカラオケレパートリーが満載の名盤なのである。とりあえずレコードプレイヤー経由でアナログでパソコンに取り込み聞いている。聞けリャいいんだ聞けリャ!!