沖縄ボケ

先月沖縄に行ってから、沖縄のことばかり考えている。まあ今に始まった話ではなくて、沖縄帰り一ヶ月くらいはそんな状態が続く。どれだけ楽しいんだ沖縄と思われるかもしれないが、これが意外に好き嫌いが激しく「二度と行くもんか」というご意見もよく伺う。自分の周りは割と「大好き」派が多い。類は友を呼ぶってことだ。
ずいぶん前に読んだ「1Q84」で猫の町(街だったかな?)ってのが出てきて、そのモトネタは「河童の三平(水木先生)」だろうと勝手に決めつけていた。何かのきっかけで猫の町に迷い込んでしまった三平が、そこからの脱出を計って失敗。なんと死んでしまう!物語途中で...身も蓋もない無常観が1Q84の作品世界と似ているような気がするなあと思ったのだが、村上春樹水木しげるのマニアックなファン(ゲゲゲの女房でブレイクする前だったし)とは思えないので、コレは自分の思いこみ過剰である。
沖縄に何度も行っているとはいえ、仕事の関係でいつもうろつくのは国際通り周辺である。国際通りといえば沖縄観光のメッカだが、自分が徘徊するのは、そこから路地に入ったあたりだ。すると人よりも猫の方が多いのじゃないかと思うくらいの野良猫の数だ。新潟のうちの近所では寒い冬を越せるわけがないので、野良猫など皆無だ。
そんな街の風景を眺めていると、自分もいつの間にか猫の町に迷い込んでしまい帰れなくなってしまうのではないかという錯覚に陥ってしまう。まあ、場所が沖縄なのでそれでもいいかなと、ふと思ってしまったりもする。
この辺が沖縄ボケなのだろうな。
沖縄出張の最終日。モノレールで那覇空港へ向かおうと券売機前に行くと、ソコには猫がお昼寝の真っ最中。小さな子供がイタズラしてもびくともせず熟睡中!なんかこの辺が猫の町っぽいといえばいいのかなあ〜